森の家より。

3月にはめちゃくちゃ暖かかったのに、4月は寒の戻りが強くてなかなか春にならないね―――、って思っていたら、やっと桜が咲いていきなり暖かくなって数日であっさり桜は散って、コブシも散って、いつの間にかクサボケも散っていて。

なのに今朝は－1.3℃。

まいっちゃうなあ。

窓の外に現れたのはヤブサメ！

はじめて写真に撮れた。

鶯などの仲間で区別がつきにくいけれど、小さくて尻尾が短いの。

鳴き声は秋の虫のような声で、ちびからの奥さんに教えられるまでは春から秋の虫が鳴いているのかと思っていた。

ヤブサメが飛び立った後の窓の外のズミには今年初めてつぼみがついていた。

さて、いま我が家の周りはキビタキまぶし。

一日中キビタキたちの声がしていて、見ていれば必ずキビタキの姿が見える。

まだ縄張り争いはせずに数羽で呼び交わしながら茂みの中をちょこちょこしています。

この後解散してなわばりを決めて、メスを迎え入れるのね。

小川のヤマブキ。

ここは鹿の口が届かないのでヤマブキはここで鑑賞します。

以前はこの時期村中でヤマブキが風に揺れていました。

モミジガサかな。

いかんせん、これ以上育ったところを見たことがないから。

鹿に食われる前に保護して庭で育ててみるかな。

今日は森の中からハンショウヅルの小さいのを掘って来て庭に保護しました。

出来れば森のなかで自然に育ってくれるのがいいのだけれど。

毎春小さく生えてくるけれど、夏には鹿に食われて消滅しているので、これ以上放っておけなくて。

去年ナラ枯れを引き起こすカシノナガキクイムシに侵入されていたヤマグリの大木は、病に負けず芽吹いていた。

よかった。

そして今はヤマナシが満開。

そしてキビタキたちは夕方もにぎやかにやっていました。

今年の巣箱にご入居されたシジュウカラの夫。

妻へのプレゼントを口にくわえて。

氷点下でもやっぱり春。

明日の一日の気温差は20℃だって。

乱高下の春