(お客様が作成した『キラキラヘアゴム』)
お店で定期的に発行している『morinoieにゅーす』
『店長の臨床日誌』が意外に人気でしたので、ブログでも紹介させていただきます♪
ヒトのからだと健康について科学的視点から書くようにしています。
ちょっと難しい話も出てきますが、きっと何かの役にたつと願っています!
【記事2‐1】
~エコノミークラス症候群、血液循環の仕組み~
4月に発生した熊本地震では大変多くの被害をもたらす大震災となりました。
今から7年前、それまで信じてきたカイロプラクティック療法を捨て、熊本にある構造医学という学問を学ぶ決意をしました。
お客様に対してより自然でより安全な施術を行いたい、施術者として揺らぐことのない信念を持ちたいという想いから、今でも熊本で行われる勉強会に参加し続けています。
熊本は施術者としての自分を磨き続ける大切な場所であり、今回の大震災はとても悲しく胸を締め付けられる思いです。
被災された方々には、一刻も早く安心して暮らせる日常が戻る事を心より願います。
今回の震災でエコノミークラス症候群の発症が報道されていました。2004年に発生した新潟中越地震においても多くの方が発症したと記憶しています。
エコノミークラス症候群は足や腕などの静脈に血栓ができ、それが肺に詰まることで生命に関わる重大な問題が起こります。
特に車の中で寝泊りする方に多いとのことですが、長時間の同じ姿勢や水分不足などにより発症のリスクが高まると伝えられています。
また災害によって多大なストレスを受けることにより副腎皮質ホルモンの分泌が促進されます。
このホルモンの作用により血液がドロドロになることも、血栓ができやすくなる要因の1つと考えられます。
元々は飛行機内で多く発生することからエコノミークラス症候群といった呼ばれ方をするのですが、フライト中はさらに気圧の影響が関わってきます。
私たちの身体には地上では1気圧の圧力がかかっていることはご存知でしょうか。
気圧とは窒素や酸素などの気体の重さによって生じる圧力のことで、1気圧では1c㎡あたり約1kgの力がかかります。
これを成人の体表面積で計算すると15,000kgほどになります。
普段実感することはありませんが、私たちの身体はおよそ15tの力で押され続けているのです。
<つづく>
武蔵境の骨盤整体&オイルリンパトリートメント~morinoie~
骨盤整体師 大貫