学校の水泳教室に行きたがらない娘を、半ば親のパワーで

無理矢理参加させることにしてしまった私。

 

(実はここには幾つか ’議論点’があるのですが、

それはまた’娘’についてではなく’私’自身の内面のことでもあるので、

別のところで書きますね。)

 

無理矢理、と書きましたが、娘は決して、泣いて嫌がっているとか

絶対 行きたくない!! と言ったわけではありません。

 

 

クラスの友達と、一緒にプールに入るのは楽しみ、と本人も言っています。

でも水が冷たいのと、去年あたった水泳教室の先生は厳しい先生だったらしく、

それが’ちょっと’嫌だ、と打ち明けてくれました。

 

うんうん、水冷たいよね、わかるわかる。

先生が厳しかったのかあ、それもイヤだよねー。

 

と、私が本心から同意しているのを感じとったのか、

スイミングレッスンやりたくないよ~と言っていた娘から、

「じゃあちょっとだけやってみる。もしやってみていやだったら、休んでもいい?」

と言ってきました。

 

我が家のルールのひとつに、食べ物でもなんでも、

トライするー挑戦、試すーことなしには

これ嫌い、と言うのは許されない、というのがあります。

見た目では美味しいかまずいか分からないでしょ?

物事も、やってみなくちゃ好きか嫌いか分からないでしょ? 

と私は思うからです。

 

なので娘が持ち出した 妥協案 は、

私から言おうかと思っていたら、娘から言った、といった感じです。

いいよ! (ここにも賛否両論あるかも知れませんが)

と私は娘に伝え、今週の月曜日から ついにレッスンが始まりました。

 

月曜日の最高気温は30°前後。朝は20°ちょっとで少々涼しく、

プール冷たいかな、大丈夫だったかな~と心配しながら娘を迎えに行くと、

 

「プール、たのしかったよ!」と笑顔で出てきました。

「水はやっぱりつめたかったけど、まあまあだった。

先生はおとこの先生で、おもしろい」

と、笑顔で教えてくれました。

「明日もやる?」と聞くと、 「うん」と。

 

とりあえず、ほっ。

 

実はこれまでも、娘がやりたくない、と言ったことを

私がちょっと強引に ’やらせて’みて、

「たのしかった」となったことも何度かあったのです。

最初はこわくて滑れない、と言っていたウォータースライドとか、

日本の小学校への 体験入学とか。

 

子どもにもよるのかも知れませんが、うちの長女は慎重派で、

未知のもの、自分が得意でない と思いこんでいるものやことに

なかなかチャレンジしない/できないタイプです。

ちょっと背中を押してあげて、最初の一歩を踏み出すと

思ったより 楽しかった! 好き! となることも度々あります。

 

今回はそれがうまく行ったようで、一安心。


でも毎回 毎度、 この手が上手くいくとは限りません。

 

私が心配だったのは、娘が やりたくない

と言ったことを 少々強引に 説き伏せてしまったことで、

娘が ”ママはわたしの言い分を聞いてくれない” と思うのではないか、 さらには

”ほんとはやりたくないことでも、 ママ(や他の大人)が やりなさいって言ったらやらなくちゃだめなんだ”

というように、自分の感情を ねじらせてしまうのではないか、ということでした。

 

 

子どもが やりたくない と言ったことを全面的に尊重し、

「いいよ、やりたくないなら やらなくても!」 と言ってあげるべきか

「決まっていること・やらなきゃいけないことなんだから(ここにも少々??がありますが) やりなさい!」

と言うべきか。

 

ここは答えが出なくて悩むママパパも多いと思うし、

正直 正解もないと思います。

何度も書きますが、子どもは1人1人違うし 

褒めて伸びるタイプ、 競争心の強いタイプ、 マイペースタイプなどなど

性格だって違うのですから。

 


(こっそり見に行ってみたら、友達と一緒のレッスンで楽しそうでした)

来週の天気予報は35°超え。

暑いとプールも気持ち良いし、最初から スイミングレッスンに参加しない としていたら、

途中からは参加できないので やっぱり行きたくなった、というオプションはなく

一人学校で待っていることになります。

 

今回やその他の経験から、私の長女に対しては、

「とりあえずやってみたら? それでやっぱり、どうしてもやりたくないって思ったら

休んでも・やめても いいよ」

と、”トライだけしてみたら?”のオプションを作って、

ちょっと背中を押してあげる のがいいのかも、と思いました。

それでも 毎回 迷うのですが。。