私はこの笑顔が大好きです。
笑顔の子どもは大好きです。
でも泣いていることも
考えていることも
怒っている子ども
全てを愛おしく思うのはどうしてなのか。
それは大人にはない能力だからかもしれません。
大人は喜怒哀楽を隠すように教育を受けているからです。
今日は月に一度の「東洋医学を学ぶ講座」
鍼灸師の先生をお招きして2時間みっちり学びます。
今日の内容は目に見えない「気」や、
目に見える「血」「津液(体液のようなもの)」の話でした。
その中でこんな話がありました。
怒るという気を貯めるとどうなるのかというものです。
怒るという感情は「肝臓」と密接にかかわっているというのが
東洋医学の考え方です。
では、怒るとどうなるのか?
その感情を出し切ればそれで気は収まるらしいです。
もし、怒るという感情を抑え込んだらどうなるのか?
怒る ⇒ 肝臓にその気がたまりちょっと悪くなる ⇒ ため込んでいく ⇒
肝臓がもっと悪くなる ⇒ 怒りやすくなる(少しのことでもキレる)
となるそうです。
良くニュースで、
「とってもいい子だったのに~。どうして・・・。」
というのを、東洋医学に当てはめると、
「いい子になるために、感情を抑え込んでいた、だから限界で爆発した。」
と考えることもできるそうです。
また、脳や体が一気に成長する時には、体や心のバランスが崩れて
喜怒哀楽が激しくめぐるです。
怒るという気は、大人は抑えがちになります。
でもそれは肝臓に悪いようです。
子ども達が喜怒哀楽を出せるという能力は実はすごいことかもせ入れません。
嫌なことがあれば、すぐに怒って泣きわめく
痛ければすぐに泣く
我慢ができない
どれもその現象だけ見れば大人は悪いことと取りがちです。
でも本当にそうでしょうか?
それが、体に優しい生き方かもしれません。
特に成長著しい子どもは常に陰陽のバランスを崩しがち、
だから喜怒哀楽を出し切る必要があるのかもしれない。
それは、コミュニケーションのトレーニングと言うだけでなく、
実は成長に大切な要素なのかもしれません。
今の世の中、大人にとって不の感情を子どもが出すと
ついつい止めてしまいがちです。
でもそれを出し切らずにいると、いきなり爆発なんてことになるかも。
私は、子ども達を見守るということをスタッフと共にやっています。
するとたくさんの感情がむき出しになり、
時にぶつかり、時に笑い合う。
でもぶつかり合っても、子ども達は全くいに返していない様子。
もしかしたら、喜怒哀楽を出すことの必要性を知っているのかも。
子ども達の心の中は本当にわかりません。
喜怒哀楽が目まぐるしく動くから。
一つの気持ちに居続けることがないみたい。
それが成長と深くかかわっているんだなと
感じ取らせてもらった一日でした。
園長 たろう