
さすがに海外となると準備や予算の都合もあってなかなか行けるものでありませんが、国内であればしょっ中あちこち出掛けてまして。実のところ申しますと、予定では「パリ篇」は昨年の夏か秋頃には本編を完結させて、終わった後でパリ篇の後日談なんかをとりまぜながら、2008年の夏から秋にかけてあちこち出掛けた時のネタをやろうと考えていたのですが、実際は夏以降多忙と怠慢が重なってパリ篇の更新もままならず、おまけにBBCロック特番絡みのブログ番組批評合戦に参戦したり「サイキック動乱」で民衆派を支援したりと、某合衆国のように戦乱の泥沼にはまり込んで「パリ開放」までに実に1年以上かかってしまいました。

Paris Is BURNING?
ようやく落ち着いたのでまずは2008年8月から…と思ったのですが、こたびの年始休みに初の遠出で埼玉県さいたま市浦和区 ( 旧浦和市 ) に行っているので、その時のネタが宙ぶらりんになってしまうといけないので、2008年ネタに先行して演っておこうかと思います。

ことしの年始休み。折角なのでどこへ行こうかと思いグーグルなどで調べていると、埼玉県の旧浦和市 ( 現さいたま市浦和区 ) で「氾濫するイメージ」という1960~70年代の前衛芸術を特集した展覧会をやっていたので面白そうなので行ってみようと考えたのです。

関東地方には例年なら年に1~2回は必ず出掛けるのですが、今回の訪問は実に約1年半ぶりで、前回の関東遠征は2007年の夏休みの7月と8月、いずれも大川興業のイベント絡みでの訪問でした。池袋での徹夜イベントでナマ江頭2:50を見学したり、そのイベントでまぼろしの名画「ゆきゆきて神軍」を見せられたり、偶然訪れた大雨のアキバで参院選選挙活動中の丸川珠代に握手してもらったりとまぁ充実した滞在だったのですが、その後の冬の休暇をパリ視察旅行に使ったり、夏休みに多忙でまとまった休みが取れなかったりとすっかりご無沙汰だったのです。

今回の浦和訪問は、近年再評価されている1970年代の日本の現代アートがまとめて見られる良い機会だったという事もあるんですが、それに加えて中堅サッカーファンとして日本に於ける最もアツいフットボール・シティである「浦和」は是非一度訪れておきたいと考えていたので「アート+サッカー+旅行」という私の好物の3点セットが楽しめるという事で、この展覧会のHPを発見して即・埼玉浦和行きを決定いたしました。

初日は新幹線で京都から東京へ。久方振りの東京で渋谷や裏原宿を楽しんだ後、上野のホテルで1泊。翌日、朝10時にホテルをチェックアウトして上野駅からJR宇都宮線に乗って昼ごろ浦和到着。美術館は駅から歩いて10分ぐらいの場所にあってなおかつ夕方5時まで開いているので、それまで浦和の町をモヤモヤと散策しようと考えたのですが…これが思わぬ怪奇体験に繋がるのです。

せっかく日本有数のフットボール・タウンに来たんだし、ここは恒例のスタジアム詣でに…と思ったのですが、浦和レッズのホームである駒場スタジアムも埼玉スタジアム2002も浦和駅からけっこう遠く、行って帰ってきた時には肝心の美術館を観覧する時間が相当削られそうな感じだったので、駅から歩いて10分程度で行けるようなところで面白そうな場所は無いかと観光案内所なんかで調べていると、浦和駅から200mほど離れた場所に「調神社」という神社があるのを発見しました。

調神社拝殿 ( Wikipediaより )
「調神社」と書いて「つきじんじゃ」と読みます。何でも「謎」が多い神社だそうで、具体的にどういった謎が存在するのかは案内所では分からなかったのですが、とにかく駅から歩いて10分程度の距離でなおかつ目的の「うらわ美術館」と同じ浦和区のメインストリートに面しているので、地理に不案内な関西人にも安心だったというわけです。それに神社にまつわる「謎」というのも歴史・怪奇マニアな私にとっては非常に気になったので、ここは外すわけにはいかないなと考えて訪問を決定いたしました。

浦和駅からメインストリートを南へ。10分ほど行くと相当古びた掲示板に半分破れたボロボロの由縁書きらしきものが貼ってあるのを発見いたしました。怪奇ゾーンの臭いがプンプンするその由縁書きを通り過ぎて少し歩くと、神社の門らしきものに辿り着いたのですが…

横断幕に「出口」と書かれていました。入り口はどうやら別の場所にあるようですが、見ていると近所の住民らしき人たちがぽつぽつとその門から神社の中へ入ってゆくので、この出口とされている場所から中に入っても差し支えは無いと判断できたのでそこから中に入る事にしました。

果たして境内の中に入ってみると至る所に兎の像が☆池の中の小島に置いてある像は兎、境内の石灯籠の足元を見ると足の形が兎、参拝の前に手を清める「清め場」にもやはり兎。

泥酔者のように石造りの貯水槽のへりに体をもたせかけた兎の像の口から、げろげろげろ~っと清めの水が流れ出ております。

境内をうろついているうちにやがて入り口とおぼしき場所に辿り着きました。入り口には成程、うさぎづくしのこの神社らしく狛犬ならぬ「狛兎」が鳥居の両脇に鎮座して愛嬌を振りまいております。

さてこの狛兎と鳥居をひとつ画面に収めようと、パリにも連れて行ったMyデジカメで入り口の全景写真を撮ろうと思ったのですが……なぜかここでデジカメがトラブル!デジカメの背面のディスプレイが突然12分割のサムネイル状の表示に変わり、なおかつ「メモリーカードが一杯です」という文字が出て、メモリーカードを交換するかフォーマットするかしなければ撮影させないといってデジカメが脅迫するのです。

しかし、今回埼玉に出掛ける前に写真を沢山撮ろうと思って、メモリーカードをフォーマット済みのものに交換しておいたはずなんですが…。とりあえずはメモリーカードさえ交換すれば何とかしてくれるんだろうと考え、カバンの中から予備のメモリーカードを探し出して交換してみたのですが、相変わらずディスプレイは12分割のままで、おまけに「電池容量が無くなりました」との表示が出て機能停止してしまいました。

確かバッテリーも京都を出る前に充電しておいたハズなんですが…よく心霊怪奇ゾーンでカメラなど電気機器を使用すると、原因不明の動作不良を起こすという話を聞くので、もしやこれがその怪奇現象か?と思い、あるいはこの神社の「謎」というのはもしやこの事かと考え、気味が悪くなって携帯電話のカメラでちょちょっと境内の写真を数枚撮影して調神社を離脱しました。

神社から駅方面へ戻る道すがら、デジカメのボタンをあちこち触って何とか機能回復しないかと試してみたのですが、相変わらず「バッテリー切れ」の表示が出て仕事するのは嫌だとデジカメがゴネます。ただ、私のデジカメは万が一こんな旅先でのバッテリー切れのトラブルが起っても対処できるように、あえて単3電池で動作する古いタイプのデジカメを買い求めておいたので、街の中を歩いて電気屋やスーパーを見つけてそこで単3電池を買い求めれば、少なくとも電池切れトラブルは解決できるのです。浦和レッズ絡みのポスターや垂れ幕が花盛りの浦和の町の商店街を探し歩くと某「ダイ」な100円均一ショップチェーンの浦和店を一件発見しました。

文章とは直接は関係ありません(^▽^;)
これで一件落着…かと思いきや、金をケチって8本105円 ( 税込 ) の安い電池を買ったせいか、電力量が足りないらしく電池を入れ替えてもサッパリ表示は変わらず、さきと同じく「電池容量が無くなりました」の表示が出てまったく作動してくれません。

カメラのトラブルに時間をとられ、気がついたら時間はもう夕方近くになっていました。美術館は夕方5時には閉まってしまうので、デジカメのトラブルについてはこの際おいといて、何か撮影する必要が出て来たら画質は落ちますが止むを得ず携帯電話付属のカメラで撮影する事にして、美術鑑賞のほうを優先しようと判断して「うらわ美術館」へと向かいました。

さて京都に帰ってきて改めてデジカメを診てみるのですが、電池を入れ替えて電源を入れてみると何の問題も無く作動するのです。ディスプレイがサムネイル状に分割表示されるのは「表示」に関するボタンを押すと画面表示が4分割・12分割と分割表示される機能がはじめから付いているので、自分で気付かないうちにボタンを押してしまってその機能が作動してしまったのだろうと思うのですが、メモリーカードの件とバッテリーの件は結局分からずじまいでした。おまけに観光案内所で見た「調神社の謎」も一体何が謎なのか分からないままになってしまって今日に至っています。まさかこの「電気機器が異常をきたす」というのがその「謎」というわけではないんでしょうが…。
今回紹介の調神社は公式HPは無いようですが、さいたま市観光情報のページに紹介記事があります。URLは
http://www.scvb.or.jp/data/tsuki.shtml
です。神社の歴史や名前の由来など調神社に関する情報が掲載されています。他にも Google などで「調神社」で検索するとたくさんのHPがヒットするので興味のある方はどうぞ。