皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。

私は東日本大震災の支援活動や2年前の令和元年房総半島台風（15号）での被災体験を通じて自衛隊の皆様には多くのものを頂いてきました。

「何か恩返し出来れば」と思っていたところ、海上自衛隊館山航空基地から地元の安房歯科医師会を通じて「歯科室を支援して欲しい」と打診を受けそれに応じ、先日初回の医療協力に行ってきました。

このお話を頂いて最初に思ったのが、基地のゲートで止められて「怪しいやつ」とか思われたら？などというという他愛もない妄想（笑)

「車両班がお迎えに上がりますので場所をご指定ください」

と衛生隊士官のS二尉。そりゃそうですよね。でもまだ懲りない私、

「ふ、普通のクルマでいらっしゃるのですよね」

などというくだらない質問をしてしまいました。ジープとかで来るわけないです（爆笑）

当日、医院で事務仕事をしていると指定の時刻が近づいてきます。遅刻が絶対にないだけでなく、早く来すぎることもないだろうと思っていましたが、やはり3分前に黒塗りの車が駐車場に滑り込んできました。

「森永先生ですね、お迎えに上がりました」

両手に白手袋をつけた、白髪の運転手さんが後部ドアを開けて下さいます。こんなお迎えは久しぶり。

館山基地に向かう道中は、超安全運転。普段この種の車に乗るのは基地司令などの将官クラスとかでしょうから当たり前のことですね。

基地のゲートが近づきます。

「先生、基地内は初めてですか」

「はい、緊張します」

「最初はそうですよね」

とお話しているうちにゲートへ。

運転手さんは窓を開け「森永歯科の先生です～」とひと言。「ご苦労様です～」と受けるゲートの隊員さん。

もちろん事前に話は通っているでしょうから、一時停止するかしないかでクルマは基地内へ。

ゲートから続く幅の広い道路の左側には退役済みのヘリが2機、練習機が1機展示されています。塗装の傷み具合からすると、それなりの年月が経っていそうです。

「左側の大きな建物が本部です。衛生隊はその右奥になります」

説明が終わるとすぐ、運転手さんは横に長い平屋建ての建物の前にクルマを停めました。掛けられた看板には

館山航空基地館山衛生隊

と書かれています。ここが今回の仕事場です。

（その１　その３）

YouTube 新チャンネル開設しました。登録お願いします！

口腔脳腸相関

このワードの普及を目指し、活動していきます。

　アンチエイジング専門医が語る：【歯科を味方にすると長生きする！

著者最新刊！

海自館山基地で医療協力 その2 送迎は黒塗りで