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個人向け国債がNISAの対象に?いつ決まる?今わかっていることを整理【10月9日時点】


「個人向け国債が、NISAの対象になるかもしれない」というニュースを見て、「え、いつから?」と思った方も多いと思います。


先に結論です。


・今は、個人向け国債はNISAでは買えません

・NISAの対象にする案は、検討されていますが、まだ決まっていません

・決まるとしても、開始は早くて2027年度以降の見通しです


この記事では、今わかっていることを、投資初心者の方向けに整理します。


■ 今の個人向け国債は、利息に約20%の税金がかかる


個人向け国債の利息には、今は20.315%の税金がかかります。


たとえば、100万円を固定5年(年2.39%)で持つと、

・利息:年2万3,900円

・税金:約4,855円

・手元に入るのは:約1万9,045円

です。


もしNISAの対象になれば、この約4,855円の税金がかからない計算になります。これが、国債NISAが注目されている理由のひとつです。


■ ここまでの流れ


7月10日 国民民主党が、国債をNISAの対象にする法案を参議院に提出。相続税の優遇を検討する内容も入っています(成立していません)

7月14日 片山財務相が、前向きな姿勢を示したと報じられました

8月20日 財務省と金融庁が、個人向け国債の税優遇を、2027年度の税制改正要望に盛り込む方針と報じられました

8月26日 要望案が、自民党に示されたと報じられました(詳細を示さない「事項要望」)

秋〜12月 与党で議論

12月ごろ 税制改正大綱

2027年 法案が国会へ


「検討」から「決定」までは、いくつも段階があります。今は、まだ入り口です。


■ なぜ話題になっているのか


背景には、2つの狙いがあると報じられています。


①今のNISAは、株式や投資信託が中心です。預貯金を多く持つ人が、元本が戻る安全な資産を、非課税で持てるようにしたい

②日銀が国債の購入を減らす中、国債の買い手を、家計にも広げたい


一方で、慎重な意見もあります。

・恩恵を受ける人が、限られるのではないか

・税収が減る

・銀行の貸し出しの元になるお金が減る


また、NISAには、生涯の投資枠1,800万円という上限があります。国債が対象になった場合、枠を増やすのか、今の枠を分け合うのかも、まだ示されていません。


■ 今の国債は、どうなっているのか


10月募集分(10月8日〜30日、発行日11月16日)の金利は、次の3つです。


・固定5年:2.39%(満期まで同じ金利)

・固定3年:2.07%(満期まで同じ金利)

・変動10年:2.05%(半年ごとに見直し)


1万円から買えます。ただし、買ってから1年は、原則売れません。1年たてば換金できますが、直近1年分の利子相当額が、差し引かれます。


■ 決まっていないルールを、前提にしない


NISAになるのを待っても、いつ、どんな条件で決まるのかは、まだ分かりません。大切なのは、今の条件で、今の自分に合うかを考えることです。


ポイントは、次の2つです。

・いつまで使わないお金かを、先に決める

・使う時期に近い満期を選ぶ、という考え方もある(3年後に使うなら固定3年、5年後なら固定5年)


■ まとめ


・個人向け国債は、今はNISAでは買えない

・NISAの対象にする案は、検討されているが、決まっていない

・決まっても、開始は早くて2027年度以降。ニュースの「検討」と「決定」は別


制度が動いたら、またお伝えします。