内部リンクとは、ホームページ内の別ページへと誘導するために設置します。

この内部リンクはホームページ制作時はWebサイト制作会社が作成してくれますが、サイト運営時は自分で用意しなくてはなりません。

では、具体的にこの内部リンクはどのようにすれば効果が出るのかをご紹介します。

内部リンクとは

ホームページ内、すなわち同ドメイン内にあるページから別ページへのリンクを言います。
これらは非常に大切であり、ユーザーの誘導とSEO効果を発揮できるものになっています。
ただし、ここで発揮できると知れば、闇雲に張るのは絶対にいけません。
と言うのも、この内部リンクを適切に設置しなければ、実はそのページを閲覧しているユーザーにとって邪魔でしかないのです。
昨今では、スマートフォンが普及しているため、ユーザーは指でスライドをしながらページを見ています。
それはディスプレーを触ることを意味していて、闇雲に大量のリンクを貼っていると間違えたタップをしてしまいます。
この対策は、実はユーザー満足度を下げるだけになっていて、せっかくページを読んでいた方が離脱する恐れがあります。
そのため、確かに正しい利用法を行っていれば、非常に効果が出るのですが、間違えた利用法をすると逆に成果を落とすようになっています。
当社ではホームページ制作後に、サイト運営マニュアルに必ず記載して、さらにはレクチャーも実施しています。
ただし、一度教えてもらえれば効果が出るものではありません。
基本は何度もトライ&エラーを重ねるのが重要です。
まず初めにアクセス数が多いページに内部リンクを設置してみます。
その際に、先は本文と関連するページを見つけることが大切です。
そして、この作業だけで効果が出ると思いこまずにしっかりと効果検証を実施しましょう。
実際にユーザーが利用しないものを設置してもまったく意味がありません。
この効果検証は検索エンジンのグーグルが提供するアクセス解析ツール「グーグルアナリティクス」を利用で可能です。
そして効果検証をして見た結果、もし利用されていれば、正しく設置ができた。
まったく利用されていなければ、設置法あるいは内部リンク先のページが興味を持ってもらえない可能性があります。
これらを検証しながら改善していくことで、御社のホームページはSEO効果と成約率対策が可能になります。
では、具体的にSEOと成約率対策についてご紹介をいたします。

SEOのための内部リンク

SEOに効果を出せる内部リンク設置法をご紹介いたします。
適切に設置すれば、そのページの評価の一部を、先のページへと譲渡させることが可能です。
この考え方は非常に大切です。
例えばAのページからBのページへと設置すれば、Aは少し効果が落ち、Bは効果が向上します。
このときにアンカーテキストは、Bのページに関連するキーワードにしましょう。
そうすればAのページのアンカーテキストで利用された評価が下がり、Bのページが上がりやすくなります。
ここまでをしっかりと検討したうえで、内部リンク構造を構築していくことで期待以上の成果が出るのです。
この考え方を実行するためには、ホームページ制作時から、各ページの上位表示キーワードを定めるのが大切です。
現在のホームページ制作はワードプレスを導入するのが一般的であり、ワードプレスでは管理が難しいでしょう。
そのため、エクセルやグーグルが提供するスプレッドシートを利用します。
エクセルはウェブマスターが1名の場合、複数名で管理をしている場合はスプレッドシートが良いでしょう。
そして個々のページで、上位表示キーワードがかぶらないようにすることで、適切な内部リンク構造が構築可能です。
実際にここまでしないといけないのかと思われるケースが多いです。
もちろん、Webサイト制作会社としては、エクセルやスプレッドシートは納品します。
しかし、実際にこれまでの経験で言えば、ここまで行わなくても上位表示が可能になっています。
ただ、行ったほうが効果が出る可能性が高くなると理解だけをしていき、行うか行わないかはウェブマスターさまの判断次第で良いでしょう。
ただし、昨今のSEOは非常に難易度が上がっていると思われます。
例えば新規ページ作成が重要だと思って新規作成を行っても効果が期待通りに出ない。
また、被リンク対策を行ってもまったく効果が向上しない、そして解除しても検索順位が上がらない。
このように多くの企業さまでSEOを苦戦しています。
そのため、広く浅くではありませんが、一つでも適切な対策が行えるのであれば実施したほうが良いケースもあります。
もし行わない場合でも上記考え方はしっかりと理解をして置き、そして気が向いたらでも良いので、対策を行えば効果を発揮できます。
ただし、再三になりますが闇雲は逆に検索順位を落とすので注意しましょう。
内部リンクに限らず、昨今はマイナス評価が大きくなっているように思います。
実際にこのSEOにおける内部リンクはかなり難易度が高いと思っております。
上手くいけば効果を出せ上手くいかなければ効果が出ないあるいはマイナス効果になるのです。
ただ、グーグルサーチコンソールが示すクロール済み - インデックス未登録には内部リンクが影響していたりします。
そのため、最初は失敗してもほとんど影響はありません。
その理由は、もともと検索順位が低いためです。
その期間を利用して適切な設置ができるようにすることで期待以上の検索順位に向上させることができるのです。
ただ、SEO効果を測定するためには、検索順位計測ツールが必要だと思います。
これは無料版であれば圧倒的にGRCがおすすめになっています。
GRCは無料版でも10キーワードを設定が可能になるので、上手く利用すれば、必ず効果測定が可能になっています。

ユーザー誘導のための内部リンク

次にユーザーの誘導を考えた設置法があります。
こちらについては、単純に上位表示キーワードだけを意識しても意味がありません。
そのページを見た訪問者が次に気になるであろうページを想定して、設置していく必要があります。
実際にこれらはホームページ制作時に作成したページであれば、Webサイト制作会社が適切に実施してくれます。
しかしサイト運営時はお客さま自身で行う必要があるのです。
そして、初めての設置の場合は、意外とどのようにしたらいいかが分からないケースがほとんどです。
ただ、Webサイト制作会社も実は分かりません。
それはホームページのテーマや内容ごとに、設置法が変わるケースがあるためです。
そのため、まずは設置をして見ましょう。
そして設置後に、検索エンジンのグーグルが提供する無料のアクセス解析サービス「グーグルアナリティクス」を利用します。
その内部リンクが本当に利用されているかを確認しながら、トライ&エラーを繰り返すことで、適切な設置ができるのです。
実際に公開してみて効果測定をして見ないと効果は誰にも分かりません。
そのため、適切に効果測定まで行うことが非常に重要なのです。
ただし、取り敢えず今ある本文に設置しても意味がないでしょう。
基本的には、上下の本文も併せてリライトをしなくてはいけません。
その理由は、どうしても既存原稿に対して設置するとなると不自然さが出てしまうケースがほとんどです。
そのため、上下の本文も併せて変更したり、画像を変更したりして調整は必ず必要になっています。
また、少しだけテクニック要素をお伝えいたします。
この内部リンクを設置する際には1つではなく3つ設置してみましょう。
そして効果測定を行う際に、どの内部リンクが良くクリックされているのか、自社としてはどこに移動して欲しいのかを考えます。
そしてもっとも不要である内部リンクをまずは削除をして見ます。
その上で、2つになった段階で、AとBの位置を変えてみましょう。
これで効果が出れば、そのままで良いですし、さらには効果が出なければ、文言変更などを行うのが良いでしょう。
これらは非常に効果を発揮できるものになっています。
少し例としては遠いかもしれませんが、昔行った対策をご紹介します。
あるホームページでカテゴリーページには詳しくはこちらと言うリンクが掲載されていました。
そしてそちらの会社さまは、カテゴリーページの離脱率が高かったため、改善したいと考えていたのです。
そこでまずは、手軽に行える対策として詳しくはこちらと言う文言ではなく具体的な文言に変更しました。
これで少し数値データが改善されたのですが、しかしまだまだクライアントさまが思う数値ではありません。
そこでさらなる対策として、そのリンク前後の文章変更、画像の変更、さらに並び順を変更しました。
これが効果を発揮して、非常に高い成果を出したのです。
ここでは、内部リンクとその周りにある文言変更で、先のページは触っていません。
このように実はこれくらいの対策でも数値データが改善されるため非常に効果的な対策になるのです。
もちろん、1ページだけで成約数が飛躍的な向上を見せることは滅多にありません。
ただそちらの企業さまは、1ページが上手くいったので、他のページにも導入され、成約数が0.5%前後伸びたのです。
地味にこれくらいの効果はあるので適切にトライ&エラーを繰り返すことや数値データを見た改善は重要なのです。

ホームページ制作時に正しい施策提案

これらをホームページ制作時に正しい知識としてお客さまに提案やレクチャーをしています。
この内部リンクは実は同じ考え方がありそれはツイッターやフェイスブック、インスタグラム、ライン、ミクシーなどのソーシャルメディアです。
ソーシャルメディアで自分の投稿にリプライをするケースがあると思います。
過去の投稿を併せてみて欲しい場合に行うのですが、このリプライが内部リンクです。
これらを正しく理解してそして対策を行うことで御社のホームページの成果が飛躍的に高まります。
たかが内部リンクされど内部リンクです。
適切に設置することで、本来出せる効果を最大限まで受けることが可能なのです。
もちろんソーシャルメディアだけではありません。
noteやアメブロ、ライブドア、はてな、楽天、FC2など現在さまざまな無料ブログが提供されています。
これらの無料ブログにおいても、内部リンクがないというのはあまり良い状態ではありません。
記事同士をつなぐことで、それぞれのページの成約数を分散させることができ、さらには相乗効果で全体的な効果向上も実現可能です。
ホームページ制作においては、あまり語られるケースはないかもしれません。
ただ、適切に行うことで成約力を高める効果があるので、必ず実施するようにしましょう。
内部リンクはSEOとユーザーの成約に効果を発揮します。
ただし、闇雲ではまったく意味がなく、しっかりとユーザーを考えた設置が必要です。
また、設置後にはトライ&エラーを繰り返す必要があり、そのための効果分析ツールとして数値データが必要です。
ここで出てくるのがグーグルアナリティクス、またはマイクロソフトが提供するヒートマップクラリティーです。
これらのツールを駆使することで御社のホームページ制作の成果が高まります。
昨今のSEOは非常に難易度が高いです。
その理由は、まずアルゴリズムが非常に分かりづらくなったこと、さらには被リンク効果が薄れたことがあります。
そこで出てきたのがコンテンツの質になるのですが、このコンテンツの質が何かを検索エンジンは公表していません。
そのため、ホームページ制作中はもちろん、公開後にも適切に1つの対策である内部リンクが重要になります。
これまでの経験値で言えば、1回レクチャーしたくらいでは適切に張れた会社はいません。
ただ、何度も繰り替えしながら、数値データを見た微調整を行うことで少しずつ効果を発揮します。