まだまだ、アクセス解析を利用している中小企業さまの数はそれほど多くありません。
アクセス解析とはホームページの状態を数値データとして知れる唯一のデーターになっています。
ホームページ制作後には必ず導入したほうが良いツールですので、必ず導入するようにしましょう。
アクセス解析とは
アクセス解析とはホームページの健康診断のようなものです。
例えば会社で行う健康診断でガンマ値が高かったら、改善しなくては健康を損なう可能性があります。
そしてこのガンマ値が高いと知ったら、禁酒や禁煙を行うと思います。
そしてガンマ値が完全されるようになると、体全体が最適化されるため、より健康的な暮らしを行えるようになります。
ホームページ制作も同様です。
アクセス解析を実施して、データを確認し、問題点を改善すれば、ホームページ全体が最適化されます。
そして最適化箇所が多ければ多いほど、ホームページの成果が向上するようになっているのです。
このようにアクセス解析はホームページ制作には必須ツールになっていて適切に利用していく必要があるのです。
大切なのは直帰率
GA4では表示されない直帰率ですが、当社は直帰率こそがアクセス解析でもっとも重要なデータであると考えています。
直帰率とは1ページだけを見て離脱してしまった訪問者の割合を言います。
これまで数多くの企業サイトで直帰率を改善することで成約数を高めることができています。
どういうことかと言うと、まずは直帰率を下げることで、実は閲覧ページ数が増えるのです。
あるアクセス解析業者の数値だと、直帰率は全体としては45%前後、1人が見た平均ページ数は7ページが平均です。
しかし、直帰者を抜くととで、1人が見た平均ページ数が大きく向上し実は7ページ以上を見ているのです。
もちろん、7ページを見ることが良いことではありません。
しかしお問い合わせが目的であれば、入口ページ→お問い合わせフォーム→確認→サンキューと4ページは最低見てもらわないといけません。
そのため、これらの数値を高めるのに最も効果が出るのが直帰者を直帰させないことになっています。
もちろん意味の内ページをぐるぐると巡回してもらうのではなく、価値のあるページへと移動してもらうことが大切です。
これらのポイントを理解して直帰率を改善することで御社のホームページの成果は飛躍的に高まるのです。
直帰率改善は場合によっては簡単
直帰率の改善はどうすれば良いのかと言う点ですが、場合によっては簡単です。
まず難しいパターンとしては、そのページタイトルでニーズが満たせない見込み顧客が訪れている場合です。
この場合は実は入口ページの最適化作業が必要になっているので、最適なページの流入力を高めなくてはなりません。
基本的な対策法としては大量のリライトになっています。
該当ページとさらには本来入口として欲しいページをリライトしていくことで、改善することが可能です。
このパターンは本当に大変で、純粋にリライトと言っても考えながら書くと相当な労力を消費します。
ただ、行わなくては成果が向上しないのでしっかりと適切に実施します。
そして簡単な場合は実は見込み顧客は適切に集客ができている場合です。
この場合の多くが実は内部リンクが適切に配置されていないケースがほとんどです。
そのためこの場合であれば適切な内部リンクを設置するだけでホームページの成果が飛躍的に高まります。
また、設置方法としては現在ある原稿だけで対応するのはおすすめではありません。
基本的には、文章の追加を行い内部リンクを設置する方が良いでしょう。
既存原稿に無理やり内部リンクを貼ると実はかなり無理やり感が見えるようになってしまうケースがほとんどです。
そのため新規ホームページ制作と変わらずユーザーがクリックしてくれるために設置すれば効果を飛躍的に高めれます。
無料ならグーグルアナリティクス
アクセス解析は有料のモノは非常に高機能です。
しかし無料が駄目だということはなく、実はグーグルアナリティクスは非常に豊富な分析結果を提供しています。
実際に当社のホームぺージ制作ではほぼ間違いなくグーグルアナリティクスを導入しています。
グーグルアナリティクスの最大の魅力は豊富な情報量が無料提供されていることです。
さらには実は導入も非常に簡単なので、ホームページ制作時であれば多くのWebサイト制作会社が無料対応をしてくれます。
このようにグーグルアナリティクスは実際に初めての方であれば相当おすすめになっていて、まずはグーグルアナリティクスから始めるのが良いでしょう。
また、実際にホームページ制作実績である程度アクセス解析に慣れている会社さまでは、無料はグーグルアナリティクスで、もう一つ有料版のアクセス解析を導入されています。
このときに理解しておくべきは、それぞれのツールごとで数値データが違うことです。
もちろんグーグルアナリティクスが正しいということはなく、計測方法が違っているため、結果が違うだけになっています。
そのため、どのように見るかと言うそれぞれのツールの理解が必要であり、これらを理解して2つのツールを活用することで本当に成果に直結する改善が行えるのです。
最近ではSEOでも利用
最近のSEOでは実はアクセス解析を利用するのが当たり前になりつつあります。
それはグーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングの主要検索エンジンが、ユーザー目線を評価するようになったためです。
例えば、噂レベルではありますが、直帰率を下げるやエンゲージメントとを上げる、滞在時間を伸ばすなどがSEO効果があると言われています。
グーグル自体はアクセス解析のデータをSEOと紐づけることはしていないと公表はしています。
しかしそのような噂が出るということは、アクセス解析の問題点を改善してSEO効果を出した方がいるということを意味しています。
このように、SEOは当社の感覚では、90%以上のホームページ制作で行っていただいています。
そのため、理想はすべての企業がアクセス解析を利用いただき、適切に対応するのが理想です。
ただ、アクセス解析には最大の問題があり、それは改善に予算が必要だという点です。
アクセス解析を利用すると予算が必要
ホームページ制作にアクセス解析導入自体は無料対応が一般的です。
しかし、その後アクセス解析を使ってサイト運営を行うのは基本有料です。
このアクセス解析を利用するためには、基本的にはPDCAサイクルを回すのが一般的になります。
プランを立てて(P)、実行し(D)、効果測定のチェック(C)をして、そして改善(A)を繰り返し行います。
この4フェーズについては大体1フェーズで1ヶ月かかる計算です。
そのため、最低でも4ヶ月の実施が必要なのですが、実は通常で言えばですが、1年契約が基本です。
それは一般論として、1度のPDCAサイクルすなわち改善で効果が飛躍的に向上しない可能性が高いためです。
お客さまからすれば、毎月それなりの予算が必要なのに効果が出るか分からないと思われるかも知れません。
しかしアクセス解析は問題点こそ提示してくれますが、具体的な改善法は示してくれません。
そのため問題点を洗い出した後、改善を行うにしても、1回で終わりではなく、例えば8ヶ月スパンで見ていくことが大切です。
実際の事例として弊社のホームページ制作でアクセス解析を利用したことがあります。
そちらの会社さまでは、インデックスページの直帰率や出口率が異常に高くなっていました。
そこでホームページ全体を見渡して数値を改善する方法を考えたのです。
その結果、続きを読むというリンクボタンが小さかったこと、そしてリンク文言が続きを読むだったことを改善しました。
その結果、実際に12ヶ月かかりましたが、効果が飛躍的に高まったのです。
すべてのインデックスページであったため、お問い合わせ数としては、1.3倍程度まで向上をしています。
このようにグーグルアナリティクスがなければ、成果を向上することはできませんでした。
ただし、そのための予算は1年分かかっています。
これらの予算を回収するには数年かかるかもしれませんが、この対策を行い続ければ必ず良い結果になっています。
ホームページ制作後にアクセス解析を利用するのは必須です。
短期で見れば確かに費用改修が難しいケースもありますが、中長期戦略で考えればかなり良い結果を生み出せるのです。
アクセス解析を導入から始める
アクセス解析は最初からフル活用するのは難しいかもしれません。
もちろん予算がある企業はアクセスログ解析業者を利用すれば、適切なサポートを受けることが可能です。
また、予算的にも下がりますが、解析業者より数値データは見れないですが、Webサイト制作会社を頼るのも良いでしょう。
これらの予算が出せない場合はまずは自分で利用するのも良いです。
ただし自分で利用するときにいきなり完璧に活用するのは意識しなくても良いでしょう。
まずは導入から始め、管理画面の閲覧になるれる、次に直帰率や滞在時間を見るなどのように段階的でも効果的です。
ホームページの運営は闇雲なものは成果が出るかどうかは運次第です。
この運に頼らないためにもしっかりとアクセス解析データの閲覧は必須と言えます。
そのためまずは導入だけでも良いのでしっかりと導入から始めてみましょう。
弊社のホームページ制作ではアクセス解析を必須にしている
弊社のホームページ制作では、公開後にアクセス解析は必須にしています。
もちろんホームページ制作実績のすべての会社で利用はしていただけていません。
ただ、SEOで高い効果を出した企業様ほど、次のフェーズで利用をされています。
もちろん、解析業者ほどの分析をしていなくても数値データを見ることを習慣化させるだけでも効果的だと思います。
ホームページの状態を数値データで知れることは非常に大切です。
例えばSEOを行っていれば検索からの訪問者数や直帰率、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのソーシャルメディアも流入数と直帰率の確認が大切です。
これらの数値データを活用して、ホームページやあるいはソーシャルメディア側の改善を行って費用対効果を高めることで、期待以上の成果を出せるのです。
印象としては数値データを見ることは難しいと思ってしまうかもしれません。
しかし実は見るだけであればだれでも慣れてしまえば可能になっています。
そして閲覧に慣れた後、少しずつ改善にも利用していくことで本当に効果的なアクセス解析利用方へと成長します。
ぜひ当ページをご覧の方はアクセス解析の利用から始めてみてはいかがでしょうか。