娘はもちろんだが、実は親も未だにスマホを持っていない。理由は簡単、必要ないから。あと値段が高いから。SIMフリー端末なら別だが、キャリアでスマホを持つとだいたい6~8000円/月かかるだろう。家族4人だと3万円/月近くになる年間実に36万円。これはどうみてもばかばかしい。
今のうちの携帯代は妻と2人で4000円弱。まあ電話もほとんどしないから4000円を超えることは滅多にない。2段階式の定額フリーだから意外とメール代が高いけど。
たしかにあれば便利だと思う。外出先で地図を見たいときがあるだろう、電車の時刻表を見たいときもある、株価のチェックも出来る。でもただそれだけのこと。なくても困らない。道に迷うかも知れない。電車に乗り遅れるかも知れない。株を売り損ねるかも知れない。でもそれが人生だ。スマホ以前はみんなそうだった。
常に安全策を施して、無難に事をこなしてゆく。つねに情報を先取りして何もかも知ったかぶりをする。町を歩けばみんな歩きスマホ。電車に乗れば近くの友達と会話をするわけでもなくスマホの画面に夢中。なんか変だ。
今のスマホにいくつの電化製品が組み込まれているか考えてみた。
1.電話
2.カメラ
3.ビデオ
4.PC
5.ゲーム
6.音楽プレイヤー
7.TV
8.ボイスレコーダー
9.電卓
10.電子辞書
11.その他もろもろ
いやはやすごいものだ。これだけのものがあの小さな箱の中に詰め込まれているんだから。一昔前のスパイ映画で出てきたものが現実に存在しているんだから。他の家電製品が売れなくなるのもうなずける。
【ココログ(むくむく道場)の記事(2014/4/13)より移行】