始まってます、上方生活。

 

怒涛の引っ越しを経て右も左もわからず始まった大阪の生活。

順を追って書こうと思ったものの、どれもこれも初めてで追いつかないこと!

 

なので追々順不同で以前の場所は書きますが

フレッシュなうちにフレッシュな気持ちを書こうかと。

 

ということで、気分も新たに6月1日。

京都薪能を見に行きました。

 

昨今の沸騰インバウンドやコロナ明けもあり予約したいなぁ、と探したところ

JR東海ツアーの特別拝観がなかなか良かったです。

京都東寺の桜の時も18時から一般のところ、17時から五重塔特別拝観に加えてそのまま桜の鑑賞が可能で並び知らず。

 

ツアーは色々季節によってあります

施設一覧|EX (jr-central.co.jp)

そんな訳で今回もちょっと値段は張りますが、特別講義と指定席でとても良い時間を過ごせました。

 

近くの細見美術館を親友が強力プッシュしていたので寄っていこうと昼前に家を出ました。

大阪からは京阪電車。京阪線の三条からお散歩がてら歩きます。

 

まずは腹ごしらえ。

グーグルMapで点数見ながら近めのお店を探します。

 

◆喫茶ボーボー堂

 心地よく体に良いものを食べて癒されました。

 テイクアウトのおはぎも。ラムレーズン美味しかった。

 

 

 

◆京都仁王門

その足で歩くと和菓子屋さんが。

ぬれ八つ橋も惹かれたけど、柿に餡が詰まっている菓子が大好きなので黒柿を2つ購入。

家で食べたら美味しかった!

 

 

 

◆細見美術館

 若冲見たかったですがこの時は静岡の美術館に貸し出し中。

 青梅の澤乃井かんざし美術館展でした、ってそっちから私引っ越したので不思議な気分。

 でも髪結い型と多くの美しいかんざしに圧倒されました。

 

 通常の展示に戻ったらまた来よう。

 

酒井抱一筆の萩蒔絵櫛と萩柑子蒔絵櫛(左)と光琳の櫛(右)

 

 ミニ扇子とミニファイル。デザインが素敵なお土産たちに心が躍りました。

 

そして平安神宮に向かいます。蚤の市も開催されてました。

 

  

 

早く観たいな~と心躍ります。

そして受付を済ませ、いよいよお楽しみの特別解説です。

本番は撮影不可だけど、解説はよいので拡散宣伝してくださいねーですと。

ということで解説は大盛況大入り満員で始まり。

 

般若は怒りもあるけどベースは悲しみを表わし、怒りは右の様な面になるそう。

わかるなぁ、ママって子供に怒る時ベースは悲しみだったりするもの。

 

 

能の三角模様は蛇を表わしていて鱗摺箔といい、怨霊となった女性を表わすときに使われることが

多いそうです。

 

鬼滅の刃の善逸の柄も鱗柄。蛇を表わし厄除け・再生の意味があるようですね。

 

三角って氷を表わす意味もあって、平安時代の京都の宮廷では6月30日に氷室から氷を出し、

一年の半分の意味で三角にして食べたそう。

庶民は氷など手に届かず和菓子を食べたそうで、それが水無月なんですって!

 

こんな風に演目の解説と共にお能にまつわる様々な意味を教えて頂きました。

わかってみるのと知らないのでは大違い。

 

講義が終わって少し時間があったので水餅を頂きました。

暑い日だったので、お茶も美味しく。

 

そして本番。いざいざ♪

 

席に向かうとなんと一番前!!あー、引っ越し頑張ったから神様からのご褒美かも。

 

公演は撮影不可なので画像はなし。

公演中はイヤホンガイド(1000円)が大活躍!リアルタイムに解説してくれました。

せっかく見るならこれは必須。目の前で繰り広げられる厳かなお能、面白かったです。

 

ちなみに 「the 能.com」の演目検索で各演目の会話を見ていったのもイメージが付きやすかったです。

能楽・演目事典 (the-noh.com)

ご参考まで。

 

そしてそして。

9時過ぎに全ての演目が終わり京阪電車の三条駅へダッシュ!

乗りたかった電車に乗れました。

夜遊び久々。

実り多き一日でした。