4歳の妹は、本当に空気を読む子だと思う。長男が朝、学校に行けなくて泣いているとき、いつもなら「ママ、これやって!」「お着替え嫌だ!」って言いそうなタイミングでも、不思議なくらい静かにしている。お兄ちゃんの涙を見て、何も言わずに自分の準備を済ませている姿を見たとき、胸がぎゅっと締め付けられた。


「お兄ちゃん、今日はお休み?」と聞きながら、幼稚園に行く準備をして、自転車の後ろに乗り込む。泣いている兄を横目に、手を振りながら「行ってきます!」と元気に登園。


でも、健気な妹の姿に何度も救われているのも事実。兄が落ち込んでいる日には「お兄ちゃん、大丈夫だよ」ってそっと声をかけたり、幼稚園で作った折り紙を渡したり。まだ4歳なのに、こんなに優しい心を持っていることがすごく誇らしい。


その分、妹に「我慢」をさせてしまっていないか、心配になることもある。兄のことを優先する時間が増える中で、彼女の小さな「寂しい」や「甘えたい」を見逃していないか。それでも、彼女の笑顔に助けられながら、私も母親として少しずつ前に進めている気がする。


長男が「学校行きたくない」と言い出してから、何があったのかずっと考えてる。でも、本人に聞いても「別に」「分からない」としか答えないし、話題を変えようとする。どうしても理由が分からなくて、小学校の先生にそれとなく聞いてみた。


先生曰く、学校では特に問題もないらしい。友だちとも普通に遊んでいるし、授業中も真面目に取り組んでいるとか。むしろ「楽しそうに過ごしていますよ」とまで言われて、正直困惑してしまった。学校で何も問題がないなら、なぜ行けなくなってしまったんだろう。家にいる時の様子と先生の話がかけ離れていて、ますますどう接すればいいのか分からなくなる。


「学校では問題がない」という言葉に少し安心しつつも、心の中ではモヤモヤが消えない。家では「行きたくない」と泣き出すほどの彼の気持ちを、どうやって理解してあげればいいんだろう。原因が分からないからこそ、親として何をしてあげるべきか分からなくて、悩む日々が続いてる。



今は月に2回だけ出社すればいいから、ほぼ在宅で仕事を続けられている。それが、長男の不登校に向き合う上で本当に助かっている。朝「今日は無理」と布団から出てこない長男に付き添ったり、彼の落ち着いた時間に仕事を再開したり。こうやって柔軟に動けるのも、在宅勤務のおかげだと思う。


でも、最近出社の空気が強くなってきている。「月2回を増やしていこうか」なんて話が出るたびに、不安でいっぱいになる。通勤に片道1時間半、往復3時間かかるから、出社の日は家のことなんて何もできない。もしこれが週に何回も増えたら、彼をひとりで家に残すことになるのかと思うと心が重い。


長男の状況を理由に「在宅を続けたい」と職場に言えるのか。周りから甘えだと思われないか。仕事を辞めるという選択肢もよぎるけど、それはできれば避けたい。家庭と仕事、どっちも大事なのに、どうして両立がこんなに難しいんだろう。今はただ、このバランスを崩さずにいられるよう祈るばかりだ。