先日、単品やバラ売りを揃えてフル編成化した夜行普通列車の山陰でしたが、やはりというかKATOからそのものズバリな編成が発売発表されたので、今回揃えた編成は発売までの暫定編成として、その後急行阿蘇編成に一部転用することに
ハザが43系ばかりでは面白味が少ないので、バラ売りされていたKATOのナハ10を加えることにして入線させました
車番から急行日南3号セットのバラ売りのようです
ナハ10はいわゆる軽量客車の嚆矢として昭和30年に登場
それまでの台枠で強度負担して車体はその上に載る形だったものから、当時軽量構造の車両生産で先進的だったスイスの客車を参考に、また敗戦により多くの航空技術者の鉄道車両開発への転身により導入された車体全体で強度を担うセミモノコック構造の採用により大幅な軽量化を果たすことに成功しました
その一方で行きすぎた軽量化により、外板が薄すぎ、また一段下降窓の水抜のとり回しの不良などによる車体腐食の進行、満員状態を念頭にした台車バネレート選定などによる乗り心地の悪化など課題も多く、これらを改善しつつ第2世代とも言える12系14系客車や14系寝台客車以降のブルトレ客車開発にも繋がることになります
古めかしい43系と繋がるとヨーロピアンな車体がアクセントになりますね
とりあえず今後、特ロと寝台車の確保に移ります