週末、東京都江戸東京博物館の特別展示室で開催されている「おんな城主 直虎」 特別展に行ってきました。

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2017年 NHK大河ドラマ 「おんな城主 直虎」特別展

「戦国! 井伊直虎から直政へ」

H29.7.4(火)~H29..8.6(日)

 

以下、東京会場に出品されている目録です。人物については、大河ドラマで演じた方の写真を使わせてもらっています。

第4章のコーナーは、すべて写真撮影がNGでした。

 

第4章 遠江から近江へ-直政、彦根藩創設への道程-

 

165.関ヶ原合戦図屏風
 右隻は、関ヶ原合戦前日9月14日の大垣における杭瀬川の戦いが描かれ、左隻は、15日の合戦当日の様子が合戦の開始から西軍の敗走まで、時間の経過を追って描かれている。
制作時期は幕末頃と推定。
関ヶ原の戦い(せきがはらのたたかい)は、安土桃山時代の慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)に、美濃国不破郡関ヶ原(岐阜県不破郡関ケ原町)を主戦場として行われた野戦。
徳川家康を総大将とする東軍と、毛利輝元を総大将とし石田三成を中心とする西軍である。
166.脇指 銘 兼光 附 黄金造衛府之太刀拵
167.刀 無銘 伝長船倫光
 初代井伊直政(なおまさ)の刀で、2代井伊直孝(なおたか)、3代井伊直澄(なおすみ)へと伝えられたもの。
171.黒漆塗葵紋軍配団扇図
 大将が軍の配置・進退の指揮をするのに使った武具を描いた図
172.御武器并御道具類絵図・御家中指物武器類絵図
173.関ヶ原合戦地出土鏃
174.金梨子地桐橘紋蒔絵鞍
175.朱地井桁紋金箔押旗印
 戦場で大将の居場所を示す巨大な旗。井伊家では纏(まとい)、粧軍(まとい)と称しています。
183.朱漆塗紺糸威縫延腰取二枚胴具足
 3代井伊直澄(なおすみ)が召替え用として所用したと伝える具足。
186.甲信両国信玄衆被召抱時指上誓紙名写
 天正10年(1582)の武田家滅亡後、徳川家康に仕える際に起請文を提出した旧武田家家臣の名簿。天正10年~14年の間に提出した者たちで、合計で800名前後の人物を載せています。また、文例では、裏切らないこと、戦の際は仮病やわがままを言わず指示の日限通りに出陣すること、軍法に背かないこと、他国に仕えた者に合力しないことなどを誓約しています。
188.正諫記
189.太刀 銘 米国光
 初代井伊直政(なおまさ)の刀。
192.朱漆塗蛭巻鞘大小拵
 2代井伊直孝(なおたか)の陣拵と伝える大小拵。柄(つか)の鮫皮も朱塗とし、「井伊の赤備え」として誂えたものとみられます。
194.井伊直孝木像
 井伊 直孝(いい なおたか)は、江戸時代前期の譜代大名。上野白井藩主、近江彦根藩第2代藩主。井伊直政の次男。
慶長19年(1614年)からの大坂冬の陣では、家康に井伊家の大将に指名された。大坂城攻略では松平忠直と共に八丁目口の攻略を任せられたが、同じ赤備えの真田信繁勢の挑発に乗り突撃したところを敵の策にはまってしまい信繁や木村重成の軍勢から一斉射撃を受け、500人の死者を出す大被害を生じさせた(真田丸の戦い)。
195.徳川秀忠書状
徳川秀忠が井伊直継(なおつぐ)に宛て、彦根城の築城工事開始後まもなく、普請の様子を窺うため、使者を彦根に遣わし、炎天下の作業の労をねぎらっています。
200.大坂夏の陣図(若江合戦図)
 慶長20年(1615)の大坂夏の陣のうち、5月6日、若江(大阪府東大阪市)で井伊隊が大坂方の木村重成(きむらしげなり)隊と戦った若江合戦。この合戦で、「赤備(あかぞな)え」の井伊隊が玉串川堤を越えて木村隊に向かって突撃し、敵勢を討ち負かす場面を描きます。
202.宮王肩衝茶入
 室町幕府8代将軍足利義政旧蔵の大名物(おおめいぶつ)とされ、慶長20年(1615)の大坂城落城の際、徳川家康が入手、戦功の賞として2代直孝(1590~1659)が拝領しました。井伊家累代の重宝として知られています。
208.徳川家光書状
 3代将軍徳川家光から井伊直孝に宛てた自筆書状。寛永9年(1632)に大御所徳川秀忠が亡くなり、親政を開始した家光は、直孝へ絶大な信頼を寄せます。ただ、一時期、直孝に対する不信の噂があり、それを否定したのが本状です。
213.御覚書
 
218.彦根古絵図
 彦根城が形成される前と後を見比べた古絵図によると、彦根城が出来るまではこのあたりは湿地帯だったよう。
 
220.御城内御江図
彦根城第1郭、すなわち内堀より内側の「御城内」を描いた図。本図は、文化11年(1814)、普請奉行が旧図を改正して作成した公的な図面。

 

 

東京会場出品目録 第4章の展示品目録は以上です。

 

これで井伊直虎展の展示品はすべてでした。

 

しばらくしたら徳川家の展示が始めるようなので、また行ってみたいと思います。