特急あずさ | ALS(筋萎縮性側索硬化症)と共存する夫婦の日常

ALS(筋萎縮性側索硬化症)と共存する夫婦の日常

2022年12月に夫(50代)がALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断。当事者、当事者家族の何気ない日常をお伝えします。たくさんの人にこの病気の事を知っていただけたらと思います。

夫です。

先日久しぶりに散歩に出れました。

 

我々夫婦は現在は中央本線沿いにある長野県のとある街に住んでいますが、

駅前まで散歩に行きました。

その時にちょうど新宿生きの特急あずさがやってきました。

この電車に乗っていけば、ALSを患う前に住んでいた川崎市に戻れるのにと考えてしまいました。

 

我々夫婦は夫である私かALSになる前は小田急沿線に住んでおり、近くに町田という大きな街があったので、休みになると夫婦でよく町田まで買い物に出かけていました。

 

また江ノ島までも小田急線一本で出かけられたので、江ノ島や鎌倉にもよくでかけていました。

 

ALSになった時点で私の両親も他界しており、また私に兄弟がおらず、妻の兄弟の支援も得られるということで妻の実家のある長野県に移住してきたが、本音を言えば川崎市に住んでいたかったし仕事も辞めたくはなかった。

 

偶然に来た特急あずさはそれらの思いを思い出させてくれた。