俺はアイと久しぶりのデートを
するため街に来ている...
「 ユノ..早くぅ~...手....」
「 分かったから..ホラ....」
「 うふっ....」
2人で手..つなぐなんて
何ヶ月ぶり?
はぁ...俺..何やってんだか.....
街に出てフラフラしていると.....
「 あのぉ...そこの
お兄さん?」
「 は? ..俺?」
「 お兄さん..時間ありますか?」
「 あるかって..見りゃ分かるだろ?
デート中なんだけど..」
「 ほんの少し..少しでいいんです
ボクに時間を貸してください
「 わかった.....」
なんだろう..
この..切羽詰まった顔..
ほっておけなくなった...
「 アイ..ちょっと待ってろ..
イヤ..30分..自由にしてろ
すぐにここに戻ってくるから.....」
「 なに? ...あの人?」
「 さぁ....話あるんだって....さ..」
「 早く戻ってきてよ...ユノ.....」
「 わかってる...って....」
そっと..アイの頬にくちづけをする....
「 待たせたな...何だ..俺に用か?」
「 あのぉ..ボクの恋人になってください..
って言っても..恋人の振りだけで
いいんです...」
「 はぁ? ..頭..おかしいんじゃないか?!」
「 ボクを助けると思って.....」
「 意味わからん....」
そいつは目に涙を溜めながら
俺を見つめ言った
「 お願いします....」
「 あぁ~..もう、分かった....
分かったから..そんな目で見つめるのは
よせ....
でも、今すぐには答えられない
なんか連絡取れる方法..は?」
そいつは名詞を取りだした
『 〇〇株式会社
代表取締役.
キム・ジェジュン
090......』
「 ここに連絡ください
待ってます...」
「 あぁ...わかった....」
そいつと別れ
アイの待つ場所へ
「 ユノ..遅い!!
もう..何してたのよ....」
「 え? ..あ..昔の知り合いだった...
いこっか..
おごってやるぜ、めったにないから
しっかり味わえよ..」
「 ユノ?
...あぁーーーっ
明日は嵐だね/.........」」
「 ばぁーか!!
ゆってろ!..アイ.. ホラ..手」
「 うん....」
.....その時俺は
気付かなかった....
後ろで見つめる
....ジェジュンの視線を......