.......少年は
無言で服を脱ぎ始めた。
ユノ「 あぁ....
なんてことだ...
キミは...こんな事を
無理強いされてたのか....?」
.....身体に残る無数の
愛された..印
きっと彼の意思に関係なく
付けられた..印
それだけじゃない...
少し、痣もある..
それは、きっと拒否したときに
やられてしまったんだろう..
あぁ~~なんて残酷な
こんないたいけな少年を...
ジェジュ「 ユノさん...
ボク、ほんとは
こんな事したくなかった...
でも、家が貧乏で....
母さんが、ボクを、売ったんだ。
母さんが....
「 あんたは、きれいだから
金になる...だから、今日から
客を取れ...って」
ユノ「 もういい..
何も言わなくていい..
ジェジュン....何もしない...
何もしない..
でも、人の温もりみたいなのを
キミに感じて欲しい...
抱きしめてもいいか...?」
ジェジュ「 いやだ....
そういって、あの男たちは
ボクに..
ボクにいやらしいこと、
したんだ。
いやだ....うっ、うっ....」
ユノ「 わかった....わかったから....
もう、泣くのは、
止めなさい....
服を着て....こっちにおいで。」
ジェジュ「 ....うん 」
ユノ「 腹、減ってないか?」
ジェジュ「 ううん.....大丈夫」
ユノ「 これから、どうするんだ?
行くとこあるのか?」
ジェジュ「 ううん...ない。」
ユノ「 じゃあ、しばらくここに居ればいい...」
ジェジュ「 ..でもぉ 」
ユノ「 じゃあ、ここにいなさい。
オレも心配だ..
...ただ、ベッドは、ひとつしかないから
オレと一緒に寝ることになるが...
いいか?」
ジェジュ「 ありがとう......」
ユノ「 さぁ、なんか、暖かいものでも
作るか...
ん?
ジェジュン....?
あぁ..安心して寝てしまったようだな...」
.....オレは
ジェジュンを抱きかかえ
ベッドへと運ぶ..(なんて軽いんだ..)
オレは、なんとかして
本来のジェジュンの姿に戻してやろう....
.....そう誓った。
...つづく。