宝石ブルーフランダースの犬最終回 宝石ブルーキラキラ合格クラッカーPANDORA動画より涙、涙の最終回どうぞご覧下さい!!しょぼん


そもそもネロの言動からして、「もう死にます」を暗示しているものが多かった。「おじいさん、僕はどこか遠くに行くよ」とか「アロア、さようなら」とか、はじめから死ぬことを覚悟しているとしか思えないことばかり言っている。それは「生真面目ゆえ」を通り越して、明らかに「死に向かっている者」の言葉だ。生きることを諦めた者の言葉だ。

あと1日、あと1時間あれば、誰かが少しでも手を差し伸べてあげれば。誰かのささいな何気ない手助けが、あるいはネロの命を救ったかもしれないと思わせる。それは演出のうまさと言えよう。

しかし実際にはネロは死ぬ。その死に行く姿はあまりにも救いがない。けっきょく「真面目な貧乏人は努力しても無駄、死ぬしかない」という現実を突きつけられているようで辛い。

せめてもの救いは、ネロが最後にルーベンス の絵を見ながら、幸せなまま旅立っていったということだろうか。最後が悲壮な雰囲気で終わらず、笑顔のネロとパトラッシュ で終わるところは、子供アニメとしての最後の優しさと受け止めるべきだろうか。

辛いけど、切ないけど、いろいろ腹立ったり、納得いかなかったりするけど、最後の2話だけ見てもこれだけ感情移入できるってことはやっぱり名作なんですかね。右矢印黄色い花コトバノツドイより 黄色い花