合格内祝い(うちいわい) [ 日本大百科全書(小学館) ]

内輪だけの祝いの意。転じて質素な祝いの意味にも使う。出産、婚礼、年祝いなどは、古い村の生活では個人の問題として済ますことはできなかった。共同体の1人としての位置づけがあったからで、ともに喜び、ともに祝うという習わしであった。時代の変化や社会状態の変化によって、個々の家のなかだけで済まそうとする傾向が強くなってきた。招いて喜びをともにすべき人に対して、贈り物で代用する習わしが増えてきたのである。喜びをともにする、といっても中心は共同の食事であったが、その祝宴に招くかわりに贈るという心持ちもある。また内祝いとして贈る場合には、祝い品を贈られた際の返礼のしるしといった意味でも使われている。ひらめき電球得意げ [ 執筆者:丸山久子 ]流れ星


合格内祝いの由来
内祝いは、結婚や出産などの喜びを、身内やお世話になった方々にお餅やお赤飯などを配って分け与えることに由来し、本来は、お祝いをいただいたか、いただかないかに関わらず、親しい方やお世話になった方へ贈るものとされてきました。プレゼントキラキラ
現在ではいただいたお祝いに対するお礼として贈られることが多くなっています。アップ
お祝い返しは「半返し」が慣習とされており、いただいたお祝いの3分の1から半額に相当する品物をお贈りすることが一般的となっています。クローバー


合格内祝いの最近の傾向について
最近の内祝いの傾向としては、贈る相手の個性やタイプに合わせて、より喜ばれる商品選びをすることが多くなっているようです。タオル、食器、石鹸などの実用品なら、どなたにも喜んで使ってもらえるので、相手の好みがよくわからない場合などは、こうした商品を選ぶのがよいかもしれません。また、グループで祝ってくれた方々には、みんなで分けることができる品物を、年輩の方には落ち着いた和食器というように、何パターンかに分けて商品選びをするのも一案です。チョキOK


ベル[参考サイト]内祝いのお返しマナー ベル