ファイル8マリリン対フォックス


マリリン・モンローの死は自殺であるという当局の結論を支持する者たちは、撮影が打ち切りになったマリリン最後の未完成映画「女房は生きていた」がマリリンの死の原因だ、と長いこと主張してきた。あるいは、その通りかもしれない。ただしその理由は、彼らが考えているのとは違う。


一般に伝わっている―そして後に公式結論の一部になった―筋書きでは、マリリンは撮影を途中で降ろされたこと、また、遅刻癖が知れわたったために仕事に就けないことから、ふさぎ込んでいたとされている。そして憂鬱が高じ、ついに自殺をとげたことになっている。しかしそんなことは決してあり得ない、とマリリンとごく親しい友人たちはいう。マリリンのもとには映画やテレビへの出演、さらにラスヴェガスのワンマンショーなどというものまで、仕事の話が山のように舞い込んでいた。二十世紀フォックスも、マリリンを一度は解雇したものの彼女なしではやっていけないことに気づき、すでにマリリンを撮影に復帰させることに同意していた。


マリリンの死の謎をさぐった結果、その映画がマリリンの死を招いたと考えられるという結論に達した者もいるが、彼らは憂鬱症やふさぎの虫などが理由だと考えてはいない。当時フォックスが抱えていた財政上、法律上の複雑な問題がからんで、フォックスには五つ六つほども殺人の動機が考えられるというのである。マリリンの死で金銭的な利益を得る者が、皆無というわけではなかったのかもしれない。


フォックス映画


一九六二年、マリリンが看板スタートして十年以上も君臨していた二十世紀フォックスは、創立以来、最悪の財政危機に直面していた。多くの映画会社が、似たような状況にあった。大幅に努力を伸ばしてきたテレビネットワーク、そして反トラスト法によって次々に映画館チェーンを手放さなければならないというダブルパンチをくらって、映画会社の収益は激減した。


それに加えてスタジオシステムが急速に崩壊し、かわって「スター・システム」が主流になったことも収益に響いた。カルフォルニア州最高裁判所では、主だった映画スターと映画会社との長期契約を無効とする判決が相次ぎ、映画会社は人気スターを雇うためには他社と競りあわなければならなくなった。出演報酬は一気に跳ね上がった。苦境に追い込まれたほとんどの映画会社で、経営陣やオーナーの交替があった。小規模な会社(リパブリックやモノグラム)は、早々に業界から消えた。フォックスが受けた打撃は、なかでもかなりひどかった。だが幸い、フォックスにはまだ資産が残されていた。


資産の一つは、撮影所が建っている地所だった創業時、フォックスはロサンゼルス郊外を何マイルも離れた農地のどまんなかにあった。だがそれから半世紀のうちに、あたりは完全に都市化の波に飲み込まれ、撮影所の土地は、時価で数百万ドルもの値打ちを持つようになっていた。


そのころ改選されたばかりの重役会は、撮影所の建物の大部分を取り壊し、地域開発のための競売にかけることを全会一致で決定した。当然、歴史に残る映画が作られた貴重なステージやセットの多くが取り壊されることとなった。「女房は生きていた」の撮影期間中もずっと、撮影所ではブルトーザーが建物の三分の二を壊す作業を続けていた。マリリン最後の映画は、古い二十世紀フォックスにとっても、最後の映画になったのだった。


いまでは目にまぶしいコンクリートの高層ビルがそびえるセンチュリー・シティの界隈では、かつてベル、ジンジャー・ロジャーズ、ザザ・ガボール、ケーリー・グラント、そしてもちろん、マリリン・モンローらの傑作が生まれたのである。


フォックスを財政危機に追い込んだ元凶は、「クレオパトラ」というたった一本の映画だった。経営陣交替のどさくさにまぎれて管理の目が行き届かず、映画史上で前代未聞の巨額の予算超過を招いた作品である。フォックスが「クレオパトラ」という古代エジプトを舞台とした愛と情熱のドラマにつぎこんだ金額は、最終的になんと四千万ドルを越えた。当時、映画にそのような巨額の費用を投じて元が取れることは、まず考えられなかった。


予算超過の原因は、この映画の主演スター、エリザベス・テイラーだった。このアカデミー賞受賞女優がいつも遅刻や病気をし、それにわがまま―たとえば、テイラーがイギリスのじめじめして底冷えのする気候にがまんできないと言い張ったために、イギリスに作った壮大なローマ市のセットを壊し、イタリアで作り直している―を押し通したため、製作費用はみるまに膨れ上がった。


皮肉なことに、フォックスは同じ遅刻と病気を理由にマリリンを解雇し、映画の製作を中止した。だが「女房は生きていた」にかかった費用は、たったの二百万ドルだった(だが、これでもまだ多く、広報がでっちあげたのではないかとも考えられている。せいぜい五十万ドルあたりが妥当な数字だろう)。この日本の映画を比べてみると、エリザベス・テイラーとまだあまり名の知られていなかったイギリス人俳優リチャード・バートンが主演し、すでに何千万ドルものカネが浪費されている大がかりな歴史ドラマより、マリリン・モンロー、ディーン・マーティンの2大ドル箱スターが主演する明るく軽いコメディーで、しかも費用は多くても二百万ドルしかかかっていない。「女房は生きている」のほうが、よほど見込みのある投資のように思われる。


しかし、マリリンのが撮影中の映画には保険がかけてあり、二人の主役どちらかの都合で撮影を中止せざるを得なくなった場合、撮影費用の一切が保険会社から支払われることになっていた。「クレオパトラ」にも保険はかけてあったが、いくら保険金がおりても、膨大な予算超過分は取り戻せなかった。撮影開始から六週間、マリリンはほとんど撮影をこなせなかったが、それこそまさにフォックスの思うツボだったのかもしれない。


自前のセットで撮影し、しかも撮影開始から二ヶ月足らずのコメディー映画に二百万ドルかかったというのは、いくらなんでも多すぎる。フォックスの経営陣はあるいは差し迫った資金ぐりの必要から、製作実費の何倍かの金額を保険会社からせしめようとしたのかもしれない。あり得ないことではない。行き詰まった映画会社の多くが、当たり前のように取る手段だった・フォックスがマリリンにかけた保険は、それだけではなかった。スター映画会社にとって最大の財産であり、スターの死によって、将来、会社に入ってくるはずの何百万ドルもの儲けがパーになることもあり得る。この貴重な財産を守るために、映画会社は主力スターに巨額の保険がかけられていたこと、そして保険会社はその全額を支払ったことを確認している。


「ロス市警は当時、映画会社が何百万ドルもの保険金を受け取ったことを知っていました」と、彼は証言する。


女優のテリー・ムーアは私に、マリリンがフォックスとのいざこざのせいで死に追いやられたのかもしれない、と語っている。

「マリリンは、めったにないくらいに傷つきやすい人だったの。マリリンに死んでほしいと思ったら、そういうふうに仕向けることもできたんじゃないかしら。たいしてむずかしいことだっとは思えないわ。マリリンは傷ついていたし、映画を降ろされたことからもまだ立ち直っていなかったし、睡眠薬と覚せい剤を大量に飲んでいたから・・・・・・」

大手映画会社の経営陣が、自社がかかえる最大のスターを死に追いやろうとたくらむなど、とても信じられないというのが大方の見方だろう。


だが実際、それに劣らず信じがたいことが起きていたのである。マフィアがマリリンの寝室に盗聴器を仕掛けていたという現実離れした話が真実であることは、FBIのファイルによって明らかになっている。もう一つ、見過ごせない事実がある。フォックスがマリリンの死によってロイド保険会社から受け取った三百万ドルは、「クレオパトラ」の製作費用の足しに用立てられている。さらにニューヨークのコンチネンタル・カジュアルティ保険会社からは、製作保険として一千万ドルが支払われているのである。 


朝日新聞社 『マリリン・モンロー他殺の証明 』 ロバート・スレイツァー著 仙名 紀訳 95~99ページより


上の話が本当だったらこれは大変なことですよね。ショック!あせる


いくら自分の会社が財政難だからといって、スターを殺してその保険金で埋め合わせをしようなんて本当にそんなものすごい残酷で恐ろしいことを考えるものでしょうかはてなマーク


でも『マリリン・モンロー他殺の証明 』の本を読めば読むほどなんだかそうだったのかもしれないと思う展開なのでした。ひらめき電球得意げ


そのため、私は読めば読むほどなんだか背筋がゾォ~~っとしてきましたよ。ガーン


しかも、エリザベス・テーラー主演の「クレオパトラ」の映画とはサンザン比較をされてマリリンが本当に可愛そうになりましたよ。しょぼん


グワイが悪くて撮影を休んだり、そうとうな我侭を言ってもクビにならないエリザベス・テーラーとグワイが悪くて撮影を遅刻したり休んだだけでクビになってしまったマリリンビックリマークショック!


なにもそこまで、差別することないのに!!ビックリマークプンプン


マリリンは人気がすごかったけど仕事仲間には評判が悪かったんですかねぇ。ガーン


また映画「女房は生きていた」の撮影中、映画会社フォックスが撮影中断を言い渡して製作を中止するまでに、撮影が行われた36日中マリリンがセットに姿を見せたのは、たったの十日間でした。むっ


しかもたいていは遅刻だったといわれいます。プンプン


撮影が始まったとたん、マリリンは風をひいてしまい、数日も撮影を休んだんです。カゼしょぼん


熱がでて喉の痛みも訴えていたというマリリンですが映画の編集者は「マリリンは健康そのものように見えた」といっていて、しかも多くのジャーナリストがマリリンは仮病だったに違いないといったそうです。ひらめき電球


可愛そうなマリリン・・・・wしょぼん


誰も信じてくれないなんてビックリマークショック!


私としては前回話した夫やボビーの暴力により鬱病と引きこもりになり、とても映画を続行していく気力がなかったのではないかと思うのですが、どうでしょうかはてなマーク


そして、マリリンが遅刻がものすごいので映画はマリリンがでないシーンと代役で間に合うシーンからとり始めたそうです。カチンコ映画OK


それくらい撮影スタッフにもものすごい迷惑をかけていた女優さんだったのは確かみたいです。べーっだ!チョキ音譜


だから周りの人全員に好かれていたかとなるとちょっと疑問ですよね。ガーン


映画スタッフの方々からは目くじらを立てられていたのではないでしょうかはてなマークプンプン


だけどそれイコールが殺意になるとはどうも結び付けづらいです。ひらめき電球得意げ


ただ映画で使いたくなくなるだけだと思うんですよね。ひらめき電球


やっぱり私としてはボビー・ケネディに殺されたっていうのが一番当たっていると思います。合格


この説のほうがなんだかとても説得力がありました。得意げ


やっぱり男は選ばないと女性も心の病気になって自分の本領を発揮できなくなるとはこのことだと思います。しょぼん


皆さんも気をつけましょうね!!べーっだ!