出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パタリロ!

作品紹介

バミューダ=トライアングルの真ん中に存在する常春 の島国マリネラ王国を舞台に、その国王パタリロが、側近のタマネギ部隊や、イギリスの諜報機関MI6 (エム・アイ・シックス)の少佐(スパイ)バンコランやその愛人マライヒ等を巻きこんで起こす騒動を描く。単なるドタバタギャグ漫画ではなく、練りに練ったストーリー展開や、小説並みのミステリーやシリアスプロットの高さ、ギャグ作品の懐の広さを生かしたジャンルを越えた多彩な内容等が長年支持される所以でもある。

1970年代、少女漫画界では耽美的な少年愛を題材に取り上げることが流行したが、これをコメディに取り入れたことでは『エロイカより愛をこめて 』(作・青池保子 )と並ぶ先駆的な作品である。

番外作品として『家政夫パタリロ! 』、『パタリロ西遊記!』、『パタリロ源氏物語!』、『奥様はパタリロ!』、『ビストロ温泉パタリロ!』がある(詳細は後述 )。また、パタリロ本編でも外見が同一の別キャラクターによる時代劇版がある。

各エピソードには作品番号がつけられているが、雑誌に掲載された順ではなく、単行本に収録された順につけられている。すなわち、古い番号のエピソードが新しい番号のエピソードより新しいことも時々ある。連載初期の時代劇版は「パタリロ! 外伝」として番号をつけていないものもあった。現在は「別冊花とゆめ 」に掲載された作品を本編とし、それ以外の雑誌に掲載された作品を外伝としている模様。「MELODY 」2008年8月号より同誌にも連載中。


[編集 ] 作品の長さ

1978年 の初掲載以来、2008年 時点でも描き続けられており(正確には掲載誌の移行に伴い短期間だが中断期間が存在)、2008年 5月時点で、花とゆめコミックス の正編のみで81巻に達し、少女漫画界第2位の長編漫画となっている。

ジャンル内最長は小学館 の学習雑誌である『小学二年生 』の1978年 8月号(掲載時期は7月)に掲載された『あさりちゃん 』(作・室山まゆみ )で、1978年の末頃に掲載された『パタリロ』よりも僅かに連載の開始が早い。ただ、『ぴょんぴょん 』創刊までは小学館 学年誌 少年誌 コロコロコミック 』に連載されていたため、また、単行本数では『パタリロ!』正編は『あさりちゃん』より少ないが、外伝作品の単行本を加算すると『パタリロ!』が『あさりちゃん』を上回ることから「純粋に少女漫画では本作が最長とする」という見方もある。

連載期間の長さという点では、1976年 連載開始の『ガラスの仮面 』や『エロイカより愛をこめて 』、『王家の紋章 』などの方が長いが、休載などのため、巻数は『パタリロ!』には遠く及ばない。


[編集 ] パタリロはみだしファンクラブ

花とゆめに連載されていた当時、ページの外枠部分に設けられていた読者投稿コーナー。略称「パタはみ」。

活発な投稿があり単行本にも収録されていたが、「別冊花とゆめ 」への連載移行に伴い消滅した。このコーナーへの投稿を元ネタにしたと考えられるエピソード(「紫タマネギ」など)も散見される。


[編集 ] アニメ化など

1982年 にはフジテレビ でテレビアニメ 化もなされた(後期は『ぼくパタリロ!』と改題。詳細は後述 )。製作は東映動 (現 東映アニメーション )である。

テレビシリーズの好評を受けて、終了後の1983年7月には、劇場用アニメーション作品が製作・公開された(詳細は後述 )。

2003年12月、2004年2月にはハピネット・ピクチャーズ から、テレビアニメ全49話がDVD 化して発売された。また、2005年12月には東映ビデオ から、劇場用作品が同じくDVD化して発売された。

2005年 6月には、番外編とも言うべき『パタリロ西遊記!』がキッズステーション でテレビアニメ化されている。

アニメ関係のアルバム以外に、さくまあきら 新田一郎 が中心となり、原作をなぞって作成したアルバムがある。


~中略~


悪の組織


作中には数多くの悪人や悪の組織が登場したが、この内、複数巻に渡って登場した組織を紹介する。

国際ダイヤモンド輸出機構
最初に登場した悪の組織。世界中のダイヤモンド市場を一手に握り、ダイヤモンドの販売網を独占していた。失敗者の処分方法やナンバーで呼び合う設定、「ナンバー1」と呼ばれるトップが猫を膝に抱く姿など007シリーズ の「スペクター」を彷彿とさせる。
パタリロが即位して最初に行った事がこの組織からの脱退だった(業界団体であった事から止むを得ず加盟していたが、機関運営の不透明ぶりに嫌気が差した)。市場の独占を図りたい機構は幾人もの刺客をパタリロに送り込んだが、バンコランの活躍で失敗に終わっている。マライヒ やバットもかつては機構に所属する暗殺者だった。
バンコランと手を結んだマライヒの証言により解体された。
タランテラ
ナチス の狂気の科学者ハインリッヒ・シュゲルグを首魁とするテロ組織。
スターダスト計画で地球上の大都市を破壊すると各国を脅迫したり、透明薬で透明人間になったマッタリロを誘拐して透明薬を奪取しようとした。
相当高い地位の幹部でも知らない事だが、実は魔界の存在が地上を支配するために作り上げた組織で、シュゲルグも悪魔であった(アニメ劇場版『スターダスト計画』では人間で、国際ダイヤモンド輸出機構のボスになり、その上に悪魔達が君臨しているという設定に。なおアニメ版の役名表記によると「彼ら」は大魔神とされている)。歴史上の征服者と呼ばれる人々に接近し、影から操っていた。アスタロトやベールゼブブが話題にしていない事から、彼らとは異なる魔王(もしくは邪神)が関係していると思われる。
「霧のロンドンエアポート」での作戦が失敗した後、活動を休止した。
KGB
現実のKGBについては、KGB を参照。
作中では「カー・ゲー・ベー」と呼ばれていた。実在したソビエト連邦 のKGBとほぼ同じ組織である。パタリロの知人がMI6 CIA に所属しているので悪の組織のように扱われたが、実際は『同じ穴の狢』でしかない。
KGBが悪の組織のように扱われるのは『パタリロ』に限った事ではなく、冷戦 時代に資本主義圏で描かれたスパイ小説やアクション小説では普通に行われていた。逆に共産圏ではCIAやMI6が悪役となる。
ただし、日本のフィクションではCIAが悪役に描かれることもままあり、本作でもCIAが2度ほどマリネラに浸透作戦を実行し看破されている。史実通り、ソビエトの崩壊と共に解体された。
ピョートル大帝
個人名のようだが、実際は複数の悪人によって運営される犯罪組織である。
様々な悪事に手を染めているが、実態は不明。バンコランが偶然発見した組織で、様々な国家や情報機関に配下を潜り込ませている。存在を知ったバンコランやパタリロに陰惨な報復を行うなど、非常に悪意に満ちた組織であった。
メンバーの一人はダイヤモンド取引でマリネラ=パタリロの反抗に遭っていた中央販売機関CSA(『タマネギ!』、『旅立てジャック』に登場)トップだった人物。組織を潰された復讐心からパタリロの師・ブラント博士父娘を脅迫してアフロ18を殺害、遺されたプラズマ一家をも苦しめた。男子校の経営者でもあったがランダムが起こした事故で絶命する。
あまりにも悪辣な性質が作風に合わなかったためか、ごく短期間しか登場しなかった。
一時期刊行されたよりぬき本で、話の展開上、とてつもなく大きな存在になりそうで、編集者と相談の上、存在自体をなかったことにした、と作者自身が述べている。
キーンの組織
バンコランの叔父、キーンが作った組織。ダイヤモンドの違法取引などでマリネラ のダイヤモンド産業を圧迫していた。
「白紙のゴドー」と名乗っていたマキャベリ・ド・ラーケンに脱税などの不正経理を暴かれた挙句、本拠地がパタリロ、バンコラン、マライヒの総攻撃を受けて崩壊、完全に壊滅した。
なお、キーンとの対決を描いた話はコミック3冊分の長さになり、パタリロで連載された長編ストーリーでは最も長い(ベールゼブブとの対決の話の方が長いが、連作短編という形態を取っている)。

~以下略~


2005年 6月には、番外編とも言うべき『パタリロ西遊記!』がキッズステーション でテレビアニメ化されていたというこのすぐれもの超大作、2008年 5月時点で、黄色い花花とゆめコミックス 黄色い花本の正編のみで81巻に達し、少女漫画界第2位の長編漫画となっている。アップ



と、まあ本当に素晴らしい長寿漫画&アニメ本映画なんですねぇ。べーっだ!カチンコチョキ



こんな素晴らしい作品を一度もみないでこの世を去るのは本当に寂しいし、残念なことだと思います。しょぼん



なので・・・・、ぜひまだ見ていない方もいらっしゃると思うのでこの機会にこの素晴らしい日本の長寿大作アニメ動画をみてくださいね。!!ラブラブ!