自宅で手軽に家庭菜園を楽しみたいと考えたとき、
SNSや通販サイトでよく目にするのが
「もりのしいたけ農園」です。
室内で簡単にきのこ狩りが体験できると評判ですが、
実際のところ「本当に失敗しないのか」
「部屋の中でカビが生えたりしないのか」と、
購入を迷っている方も多いのではないでしょうか,。
私自身、ネット上の情報を色々と集めてみたところ、
このキットは単に「育てる」だけでなく、
子供の食育や自由研究としても非常に優秀で
あることがわかってきました,。
一方で、長く楽しむためにはいくつか注意したい
ポイントも見えてきましたので、調べた内容を
分かりやすくお伝えします。
きのこ栽培のパイオニアが手掛けるキットの基本情報
「もりのしいたけ農園」を販売しているのは、
きのこの種菌メーカーとして国内トップシェアを
誇る森産業株式会社です,。
この会社は1940年代にしいたけの人工栽培法を
完成させたパイオニア的存在で、
家庭用キットにもその技術が詰まっています,。
このキットは「菌床栽培(きんしょうさいばい)」
という方法を採用しており、おがくずなどを固めた
ブロックにあらかじめしいたけの菌が
植え付けられています,。
国産のナラの木のおがくずを使用し、
国内で製造された純国産の証である
「どんぐりマーク」も取得しているため、
安心して口にできるのが嬉しい点です,。
初心者でも失敗しにくい理由と収穫までの流れ
このキットが初心者向けと言われる
最大の理由は、届いた時点ですでに
しいたけの芽が出る直前までメーカー側で
準備が進められているからです。
そのため、手元に届いてから栽培を始めると、
早ければ4〜5日で芽が出始め、
1週間から10日ほどで収穫できてしまいます,。
基本的な手順は非常にシンプルです。
- ブロックを袋から出して軽く水洗いする,
- 付属の栽培袋や専用容器に入れ、直射日光の当たらない場所に置く,
- 1日1〜2回、霧吹きで表面が濡れる程度に水を与える,
驚くほどのスピードで成長するため、
朝と夕方で大きさが違うことも珍しくありません。
この成長の早さが、飽き性な方や小さな
お子さんでも最後まで楽しく
続けられる秘訣のようです。
カビと見間違えやすい「白いふわふわ」の正体
栽培を始めると、ブロックの表面に白い綿の
なものが発生することがあります。
これをカビだと思って栽培を諦めて
しまう人が多いのですが、実はその多くが
しいたけ自身の「菌糸」です,。
しいたけ菌が活発に動いている証拠なので、
真っ白な状態であれば心配ありません,。
注意すべきなのは、緑色や青色、あるいは
赤色やねずみ色の付着物が見えたときです。
これらは「外来菌」と呼ばれる本当のカビで、
湿度が極端に高すぎたり、空気が滞ったり
すると発生しやすくなります,。
もし青カビなどが発生してしまった場合は、
初期段階なら流水で洗い流すか、
ブラシで軽くこすり落とせば大丈夫です,。
範囲が広い場合は、カビの部分を包丁などで
薄くそぎ落とすという方法もありますが、
その際は切断面を乾燥させないよう霧吹きで
しっかり保湿することが回復のコツです,。
失敗を防ぐための温度管理と置き場所のコツ
室内栽培で最も重要なのは、温度と湿度の
バランスです。しいたけの生育に適した
温度は18℃〜25℃と言われており、
特に30℃を超えるような高温は菌を弱ら
せてしまう原因になります,。
そのため、置き場所には以下のような工夫が必要です。
- エアコンの風が直接当たらない場所を選ぶ(乾燥しすぎるのを防ぐため),
- 夏場はできるだけ涼しい場所に置き、夜間だけ保冷剤を入れたクーラーボックスや冷蔵庫の野菜室を活用する,
- 冬場は5℃以下にならないよう、暖房の効いた部屋の窓から離れた場所に置く,
特に夜間の温度を下げるなど、1日の中で温度差を
つけてあげると発芽が促進されやすくなります。
また、袋や容器を密閉しすぎず、1日1回は
空気の入れ替えをしてあげることが
カビ予防にもつながります,。
大きくて立派なしいたけを育てる「間引き」のテクニック
ブロックから一気にたくさんの芽が出てくると、
そのまま全て育てたくなりますが、実は
「間引き」をすることが収穫の質を高める
ポイントです,。
芽が密集したままだと、1つ1つのしいたけに
栄養が行き渡らず、形が悪くなったり小さく
なったりしてしまいます,。
芽が親指の先くらいの大きさになったら、
混み合っている部分をハサミで切り取り、
全体で10個程度に調整してあげましょう,。
手でもぎ取るとブロックを傷つけてしまう
ため、必ず消毒したハサミを使うのが
おすすめです,。間引いた小さな芽も、
スープや炒め物に入れれば美味しく
食べられます。
実際に育てた人の傾向からわかるメリットとデメリット
多くの情報を調べていく中で見えてきた、
実際のユーザーが感じている「もりのしい
たけ農園」の評価を
まとめてみました。
メリットとしては、とにかく「採れたての
味が絶品」という意見が圧倒的です。
スーパーのしいたけが苦手な子でも、
自分で育てた採れたてなら食べたという
エピソードも多く、食育としての効果は
非常に高いと言えます,,。
また、手入れが霧吹き中心なので、
ズボラな性格でも育てられたという
声も目立ちます,。
一方でデメリットというか、注意点と
して挙げられるのが「収穫量の変化」です。
1回目に大量(50個以上など)に採れすぎると、
ブロックの栄養を使い果たしてしまい、
2回目以降の数が極端に減ることがあります,。
また、見た目が徐々に変化していく様子を
「少し怖い」と感じる人もいるようです。
「もりのしいたけ農園」は、室内で季節を
問わず楽しめる優秀な栽培キットですが、
生き物を育てる以上、最低限の
「温度管理」と「保湿」は欠かせません,。
最初は通常版の袋栽培でも十分楽しめますが、
より確実に、かつおしゃれに育てたい場合は
、湿度を一定に保ちやすい専用容器付きの
セットを選ぶのが失敗を減らす近道と
言えそうです,。自分で育てて、その場で
収穫して焼いて食べる贅沢を、
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
参考にしていただければ幸いです。
