掛軸:中林竹洞『夏雨初晴』 | 森宮古美術*古美術もりみや

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2009年4月14日ウェブサイト 更新しました。


森宮古美術*古美術もりみや-中林竹洞『夏雨初晴』

中林竹洞 『夏雨初晴』


中林竹洞(なかばやしちくとう) 生没年:安永5年(1776)~嘉永6年(1853)

名古屋桑名町に産科医中林玄棟の子として生まれる。幼名大助、字成昌。号竹洞。沖瞻、痴翁、東山隠士、東山居士など。幼時より画を好み、14歳の時、山田宮常つき画を学び、また山本梅逸とともに神谷天遊に学び南画の研究を積む。 享和3年(1803)、 27歳で上京。頼山陽・貫名海屋・浦上春琴などの文人墨客とも交流する。 文化10(1813)年以来『平安人物志』では文人画家の部の筆頭に名が連ねられる。特に山水画や梅竹などの画題を得意とし、中国画を範としながら、独自の画風を確立する。 また経史・国学を修め、その見識は極めて高かった。