■BOOK「YUIGON」浜田幸一
「ハマコー」こと浜田幸一の本。
私にとって、ハマコーは、TVタックルに出てくる芸能人、という位置づけだったので、
本を読み始めたときは、そんなに期待しなかったのだが、読後は、
人におすすめできる本だったように思っている。
「勉強」とは言えない内容であるし、「遺言」の名のとおり、
ハマコーが人生最後に記した本とのことなので、多少強気も感じられるが、
今混沌としている政治状況を鑑みるに、なるほど、政治とはこういうことだなということを
考えずにはいられなくなる本である。
ハマコーと私の考え方で共通する部分が多かった。
印象的なのは、理論ぜめしてくる官僚に対して、机の上にねっ転がり
「承認するまでテコでもここを動かん!」と、態度オンリーで対抗したとな。
(結果、承認を得る)
なるほど。
私みたいにハマコーを「芸能人」と思っている人、
彼は今、手が震えてペンが長く持てないという。
そんな彼の思いが、現役の政治家よりも強く響く。
ぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。