連日トップニュースとなっている、大学入試問題流出事件。


浪人生が犯人と思われ、今事情聴取されているという。


最近、このニュースに関わらず思いますが、この事件はこのように報道されるほどのことなのでしょうか??



まず一つ、大学入試は、ネットで解答を求めてその解答を書きうつす、という方法で受かるのか。


二つ、浪人生は受かりたいという思いでやったという。そこに問題があるか?


三つ、大学側は何をすべきか、ではなく、何が出来たか。



まず一つ目について。


一番の問題は、「携帯電話を上手く使えば大学入試が出来る」ということであって

メディアがその点を述べていないことにとても違和感がある。


他の受験生が「自分が一生懸命勉強して受けているのに、腹立ちます」とインタビューで

答えていたが、試験場の外の人が一瞬で答えを導けるような問題を解くために

みなさん勉強しているのか。

それは大学入試を通過した後は「一生懸命」と表現したところでばかにされるだけであろう。


二つ目、浪人生が「受かるためにやった」と言っているので、

浪人生に過大なストレスがあったのでは、という。


私が浪人時代にあまりストレスを感じなかったのだが、

多くの浪人生がストレスが抱えているとは間違っていないと思う。


ただ、それを報道側(大人)が堂々と述べてしまっては、

日本の悪い教育環境を助長させることになる。

本当にストレスがあったのか? それは浪人生にしかわからない。


三つめ。大学側は責任があるのか。

この事件は、大学側の試験監督がしっかりしていなかったのか。

大学側の携帯電話のチェックが不行き届きだったのか。


私はこの2点を改善したところで、根本的な解決でないような気がしている。

個人個人の情報の扱い方はこれからも変遷を続け、それに大学側がついていかなくてはいけない、

ということはある。


でもこの分野は「いたちごっこ」の性質もあると思っていて、

特に日本社会において重大な位置づけである大学入試が、大学の本職でもないいたちごっこに

気をとられていてはいけない。

(もしきちっとするなら、各大学が専門家を取り入れて「IT室」を作ってやるべきだ。)


それにはやはり問題の改善が第一。


その次に、日本人における「大学」の地位向上も大切だと思う。


東大、京大をはじめ有名大学に進めば将来安泰、という親の意向がまだある。

だけれども、たしかに人生を左右する大学、他の選び方もある、ということをもっと

多くの高校生が日常的に考えるべきであろう。


そうしたプロセスを経て大学入試を受けるようになれば、それは今の入試問題であっても

意味合いが多少変わってくるのでは。

そして携帯電話で解くことの無意味さを、高校生自らが実感するであろう。


とは言っても、取り急ぎ、来年同じ事件が起きないように対策する必要は必ずある。

「携帯電話持ち込み禁止」は非現実的で、携帯電話を封筒に入れるとか、そういった対応は

どれほど効果があるのか、私はわからないので

電波探知機が一番効果的と言えるのではないでしょうか。


また、本当に彼が携帯を見ながら答案を書きうつしたとすれば、

試験監督の責任は問われるところだ。