2010.12.18 アスワン 晴れ


今日は、なんとAM1:30にモーニングコール、
AM2:15にホテル発です。朝でなくまだ夜ですよね~。


今日は、ホテルのあるアスワンから、バスで3時間半かけて
アブシンベルへ。
アブシンベルのアブシンベル大神殿と小神殿を観光します。


それにあたり、出発時刻などのスケジュールが警察に管理されており
こちら側で自由に設定することができないそうです。
また、バスに警察の方も同乗します。
このような体制は、エジプトにきて初めてです。


まだ暗いうちに朝食のお弁当を持って
ボートに乗って、バスに乗ります。


もちろん、途中の3時間はぐっすり。
5:30くらいでしょうか、そのころ目がさめて、朝日を見ながらドライブをして
現地に着きました。


アブシンベル大神殿は、これまで見てきた遺跡で一番好きになりました。


あの大きさはすごいです。


ナセル湖のすぐとなりにあるので、見晴らしも最高です。


中のレリーフもとてもきれいですし、わかりやすいです。
(基本的には、大神殿は王様の強さを表し、
小神殿は溺愛していた女王様のために作っています。)


また、行ったことある方はおわかりと思いますが
入り口入ったばかりのところからは、ただの岩山にしか見えません。
その岩山を表側に回ってみると、どどーんと大神殿が見えるようになっており
その演出もにくいところです。
(でもここで特筆せざるを得ないほどに見事です)



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アブシンベル大神殿・小神殿は、実は30数年前に大移動をしています。

それは、アスワンハイダムを建築することによってナセル湖が誕生し、

もともとはナセル湖に沈むべき場所に、この神殿は存在していました。


そこで、当時、どのようにこの遺産を残すべきか、ユネスコをい中心に

世界に知恵を求めました。


①ガラス張りのケースに包んで保存。

②掘り起こす。

③細かく分解して移動させる。


採用されたのは、③でした。

5年にわたって移動作業が行われ、今現在の場所に無事復活したのです。

よくみると、分解した跡がわかります。


ちなみに、この神殿は岩窟神殿です。

もともと岩山を削る方法で造られたものです。

よくもまあ、移動できたものです。すごいです。


この神殿を造ったのは、ラムセス2世。

大神殿は、自分の権力の大きさを現すため、

小神殿は、愛する王女ネフェルトアリのために造りました。


大神殿の表の大きな40メートルあまりの4体の像は、

すべてラムセス2世を現していて、

左からだんたん歳をとっていきます。


小神殿の中に入ると、柱にはネフェリトアリの顔が彫られていて、

溺愛ぶりがわかります。

ラムセス2世は、99歳まで生きて、30人以上の妻がいて

100人以上の子がいると言われています。

エジプト史において、色々な意味で存在感の大きな人物です。


アブシンベル大神殿を見学したら、これまた警察が決めた時刻にバスに乗り込み
またアスワンへと帰ります。

また3時間半の道です。
朝食の続きを食べながら帰りました。


アスワンに着きましたら、次はアスワンハイダムです。

アスワンハイダムは世界で一番大きなダムです。


ただし、現在中国で、このダムを凌ぐ大きさのダムが建設中で
その完成までは世界一、ということだそうです。(ここでも中国かよって感じですが。。。)

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このダムの完成は1970年。
当時、冷戦状態だったアメリカとソ連ですが、エジプトはその中
中立の立場をとっていたそうですが、
エジプトが、中東戦争の際の武器をソ連から輸入したことに対して
アメリカが反発し、アメリカはこのダム建設資金を出していません。
ソ連とドイツの資金支援によって完成することができました。


当時、エジプトは人口の急激な増加により、
住宅地不足に悩んでおり、その解消のためと
電力発電所として建設しました。

今も発電しており、スーダンにも電力を輸出しているそうです。


また、ダムの大きさも世界一ですが、
このダムによってできたダム湖:ナセル湖も
世界最大の人口湖です。
琵琶湖の7.5倍。
広いっ。


水の噴出し口は、探したら小さいものが横側についていただけなので
その点の壮大さは見られませんが、電力発電施設と共に

規模が非常に大きくて感動します。

また、他にあるのはほとんど砂漠のみなので、
その全貌をばっちり見渡せるのもすごいですね。


きちんと完成記念のモニュメントも入口付近にあります。


古代文明の発祥の地でありながら、
今は経済発展において遅れをとっているエジプト。
けれども、エジプトという地の生み出してきた人類の成果のうち

現代に残る一部分を
このダムが私たちに主張しているような気がしました。


午後は、アスワンの香水屋さん、スークで買い物をしてから
寝台列車に乗ります。
13時間かけてギザへ向かいます。
(16:00アスワン発車・翌朝5:00ギザ着)


この寝台列車、「狭いのでスーツケースは開けられません」とは言われていましたが
思ったよりもかなり狭い。。。
二人用部屋ですが、ベットはソファを組み立てて二段ベットにして寝ます。
でも各部屋に水道完備。
衛生面はもちろん気になりますが、ちゃんとゆっくりはできそうです。


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