さて、エジプトより帰国。


エジプトから帰ったのだから、さぞ寒く感じるだろうと思いきや、

あまり変わらない。。。

エジプトが思った以上に涼しかったので、実際、同じくらいかもしれません。

なので、エジプトへ行きたい方がいたら、今後は12月の渡航をおすすめします。


ちなみに。


今日の飛行機には、日本語が出来る乗務員あ2名乗っていて、

その男性の方が(もう一人は女性)、日本語のアナウンスをしてくれていた。


もともと、非常に気が効く方だったし、アナウンスの言葉の腰も低く

そしてきれいな言葉を使う方だった。


その方の最後のアナウンス。


「まもなく着陸致します。飛行機が止まりますまでお立ちにならないで下さい。。。(云々)

日本には、エジプトのように数千年残る遺跡はございませんが、

美しい四季がございます。

澄み切った青空と、白い息をはく子どもたちの笑顔、そうした素晴らしい景色がございます。。。。(云々)

これから年の瀬、ますますお忙しいこととは存じますが、

どうぞ皆様、素晴らしいお年をお迎え下さい。」


いざ思い出して書こうと思っても、何も覚えてないもんですね~。

上記文言は、ほとんど全て、私が今考えたセリフですが、(云々)部分をもっともっと長くしゃべっていらして、

要は、こういう内容のことを

もっとすばらしい言葉でもっと長く語って下さったのです。


それで、なんと機内で拍手があがるし、最後、ドアのところに立っているその乗務員の彼に

みなさんが「あいさつよかったです!」と声をかけていました。


はい、私もとても感動して、今でも心がじーんと来てます。


四季の存在は誰でも認識してるけれど、特に今年は「秋が無い」なんて言われるほどの異常気象。

夏の暑さは年々増しますし、そこに日本の四季の危機を感じていた私。

そしてそこに昨今の日本の「減速感」を勝手に重ねていた私。


それに、やっぱりエジプトの遺跡がすごかったものだから「日本はかなわないなー」と

8日間思い続けてもいました。


でも、CAさんみたいに海外を見て回っている人に

「日本は素晴らしいところじゃないですか!? そうですよね、みなさん!」

と言われると、説得力があり、ふるさとを手に入れたように心が潤う、そんな感覚を味わったのでした。


先日のブログでも書いたかもしれませんが

中国・上海からJALの飛行機で帰ってきたときも、機長が挨拶をしました。

その日付は12月7日。

11月30日に、JALが会社更生計画の認可を受けたことについての挨拶でした。


「11月30日に、私たちは会社更生計画の認可を受けました。

これで、再出発のスタート地点にようやく立つことが出来たと思っております。

これまで、たくさんの飛行機を失い、たくさんの仲間を失いました。

ですが、忘れていたものを一つ、思い出しました。

それは心です。

お客様を安全にお届けする心、お客様に最高のサービスをご提供しようとする心、です。

私たちは、一度失った心を取り戻し、またお客様の信頼をいただけるように

精進致してまいりたいと思います。

どうか、暖かくご支援ご叱咤いただけたらと存じます。」


という内容です。これもやっぱりほとんど私の創作ですが、だいたいこんな内容。


こちらは拍手は起きなかったのですが、私は結構感動してしまって、

でも言っていることは「そりゃそうだ」という内容かもしれないけれど、

機長のきれいで心のこもった声を聞いていて、胸打たれるものがありました。


例えば、これから働く場面で、こんな感動を与えるチャンスって、あるだろうか?


一つには、国内外の狭間にいる人間にとって、「母国」という存在が

やっぱり大きいのだと思うのです。

(特に私みたいに、海外を行ったり来たり、をそんなにしない人にとっては。)


エジプトから帰ってきた、エジプトはよかった、日本にはないものをいっぱい持っていた、

しかも日本に戻るとまた日常に戻ってしまう。。。

そういう必ずしもポジティブでない心境の中、

けれどもやっぱり「母国」には居場所がある、旅行の疲れを癒す場所があるわけです。

そういう隠れた安堵感を、優しい母国語で呼び覚まされる、という面がある気がします。


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■BOOK「パラダイス鎖国」海部美和 著


有名な本ですが、今更ながら読みました。

今は日本人が海外を見ていないと言われて久しいですが、

それが社会構造上、ある意味では仕方のないことが明記されている。


たしかに、日本が世界第二位の経済大国であるがゆえ、ということは

もっともだが、永続的な保証はないわけで、

永続的な大国としてのステータスを保つには、やはり何かを生み出さなければならない。

その点、もともと日本の成長の仕方として「追いつけ追い越せ」を目標に

「真面目にこつこつ」してきた日本人に可能とは思えない。


だから、やはり次世代の日本を考えれば、外を「目標」として見るのではなく

「参考」として(ある一部分においては目標にもなりうる)、

外世界を見ていく必要性は否めない。


著者の説明は、非常に分かりやすく、すんなりと頭に入ってくる。

そして「プチ変人」「ミニ・ゲイツ」「ミニ・ジョブズ」などのような

かわいらしく、でもわかりやすいコピーの数々が心地よい。


■MOVIE「ロビン・フッド」


このロビンはかっこよすぎるっ。

私はイチコロ。

軽くまとまりすぎていない感があり、テーマ選択が◎というところか。