2010.12.1 上海 くもり
今日は、ダウンジャケットはホテルに置いて観光に出発しました。
今日、午前中にまず向かったのは豫園。
昨日出会った青島出身の二人が、「ベストスポット」として紹介してくれたのは、
まさに豫園でした。
地下鉄10号線に乗って「豫園」駅で下車。
地上に出てみると、昔ながらの雰囲気を感じます。
少し公園を通ると、太極拳をしている方もいました。
公園を通りすぎると、カラフルな町並み。
その通りを抜けると、豫園の入り口になります。
豫園の入口は、豫園の屋根に似せた建物でショッピングモールになっていて
見た目が艶やかです。
その雰囲気が、歩いているだけで楽しくなります。
艶やかですが、よく見ると、スタバもあるしマックもあります。
そこは、さすが上海、です。
さて、豫園に入るのに30元払ってチケットを買います。
そして入ると、ここは中国の多くの文化遺産のようにただっぴろいのではなく、
逆に狭い敷地内に様々な工夫で美しく飾った空間でした。
一見岩に見えるところが、実は通路だったり、
小さめの門をくぐるときれいな紅葉で別世界が広がっていたり。
あの特徴的な屋根の形がかなりしっくり来ていて
これを設計した人の感性を思わせます。
ちょうど、紅葉の時期なので、非常にきれいでした。
いちょうの黄色と、池の鯉の赤と、建物の木の茶色が見事に調和していました。
たしかに、上海のベストスポットだと思います。
これまで見た文化遺産の中で、
「広い!」ではなく「大きい!」ではなく「古い!」ではなく
「きれい!」とここまで思ったことはありません。
……と書くとほめすぎのような気がしてきたのでここでやめます。
でも、北京ではなく、上海にぴったりな場所でした。
次に、外灘を歩きます。
上海には黄浦江という、大きな川が通っていて、上海を二分しています。
東側は主に見た目がかっこいい高層ビルが目立ち、
近年発達したばかりのビジネスエリアになっています。
西側の方が大陸と接していて、もちろんビルは並んでいますが、
生活圏も含まれるため、東側ほどの先進さはありません。
外灘は、西側の川沿いです。 (夕方、東側の川沿いを歩きました。)
公園として整っていて、川に沿って数キロ歩くことができます。
その道沿いには、かつてイギリスの租界地として栄えたために
西洋の雰囲気を持つ大きな建築物が並ぶ豪勢な通りになっています。
観光客と思われる人々が大勢、私みたいに歩いていました。
その時間、太陽も見えていたので、背中が熱いくらいにいい天気でした。
船がいくつか出ていて、それらが進むのも風流に感じてしまいます。
ちなみに、この黄浦江ですが、この上海には「橋」はありません。
なので、外灘から対岸を見ると、他国みたいに簡単には行けないような
遠い存在にも見えます。
どうやって行くかというと、電車の場合は地下鉄があります。
車の場合は地下にトンネルがあります。
要は、交通手段を全て地下に隠しているんですね。
そういう「魅せ方」(=設計者の欲を感じさせる人為的な判断、という意味で使用します)
が結構私は好きです。
と、途中で結構疲れたので、早めにお昼をとることにしました。
今日は「鴨王」の北京ダックです~。
先日、全●の北京ダックを食べたばかりですが、
あるガイドブックに、そこよりも鴨王の方がおいしい、と書いてあって
私の中国人の友人もそう言っていたので、食べてみたくなったのでした。
一応日本から地図を印刷して持っていたのですが、
今地図を見てもよくわからなくて、タクシーをつかまえて行ってもらったら
結構遠かったです。。。
でも中国に来て思いますが、タクシーが安いというのは
観光客にとってはとっても助かります。
しかも、今回みたいにちょっと遠くまでタクシーで行けると
移動しながら町並みの観光が出来てしまうので、
タクシーが選択肢にあるのとないのとでは旅行の質自体に
若干の違いがあると思います。
さて、鴨王ですが、私もガイドブックと友人の意見に賛同します。
鴨王は全●と比較して、メニューが写真付きでわかりやすいし、日本語もふってあるし、
サービス代は徴収されないし、値段が少しリーズナブルだし、
それでもって少しこちらの方がおいしいと感じました。
なので、総評をとると、鴨王の勝ちです。
でも例によって、おなかはかなりいっぱいになりました。
今日の午後は、まず水族館に行きました。
「上海で水族館」と思われそうですが、
上海には、アジア最大の水族館があります。
その名は「上海海洋水族館」。
ビル群に囲まれて、川の東側にあります。
なので、午後は地下鉄に乗って黄浦江を超えて、川の東側へ行きます。
水族館の構造は日本のものとほとんど同じです。
ですが、やっぱり見ごたえがありました。
例えば、くらげコーナーもとても大きな水槽に100くらい?のくらげが泳いでいたし、
動く歩道に乗って見るトンネルの長さも十分な長さだったと思います。
ちなみに、日本海に住む生き物として、大きな蟹がいました。
中国の川にすむ生き物コーナーでは、見たことがない魚もいましたし
個人的には結構楽しめました。
水族館を出ると、次は「私が絶っ対に行きたかった場所」へ。
それは、上海環球金融中心です。
世界で一番高い展望台です。
2008年に完成して、そのときには日本でもニュースになりました。
今、一般人がどの高さまで行けるのか、行ってきました。
ビルの展望台への入り口は、非常に近現代的なハイカラなデザインの空間です。
日本人の岩井俊雄氏のデザインとのこと。
日本語のパンフを受け取りました。
パンフの表紙には、各国のタワーの絵とその高さの表記があり、
中心にはもちろん上海環球金融中心。
東京タワー333mも載っています。
エレベータに乗って、一旦97階へ行き、
その後3フロア分別のエレベータに乗って 100階まで行きます。
100階が最高で、そこまで行くのに150元かかります。
100階が、あの栓抜きの形の上側です。
今日は曇っていて、そこまで下が鮮明に見えたわけではありませんでしたが、
当然あの上海のビル群を全て見降ろすわけです。
正直言って、私は足がすくんでしまって、柱に手を置いて
ようやく写真をとった、という感じです。
100階は、床の一部をガラス張りにしていて、
足元から地面を走っている自動車が見えます。
ガイドブックには「鳥になった気分になれます」とありますが、とんでもない。
見ることができないし、ましてやそのガラスの上を歩くこともできませんでしたので、
でもそこをまたがないと帰れないので、
ガラス張りになってない端っこまで行ってまたぐということをしていました。。。
たしかに、私は聖ピエトロ大聖堂のクーポラ(高さ360mくらい)で
足がすくんでいたので、そうだよな。。。
実は今日、その展望台の外の壁をケーブルにぶら下がって
掃除していた人がいたんですが、ありえません~。
無事に地上まで降りてきて、とりあえず満足しました。
その後、また川沿い(今度は東側)を歩いてから、地下鉄に乗りました。
まだちょっと時間が早かったので、准海路にカトリック教会があると
ガイドブックにあったので、行ってみたのですが、工事をしていて、
外観を見て終わりにして、さすがに疲れたし
明日の朝早いので、ホテルに戻りました。
明日からは、桂林に向かいます。
さて、日本では、どうやら海老蔵騒動が皆さんの興味をひいているようです。
結論が早く出てくれればいいのだけど、
おおげざに言うとあの「のりぴー事件」みたいに、
興味の示され方が異様な気がしてなりません。
メディアは、やはり国民の知識や考え方を操作する力を少なからず持っています。
でも今のメディアは視聴者を「お客様」と見ているので
視聴者の知識や考え方をどの方向に誘導したいのか、
その意思表示が弱いと思います。
でもそれでは社会の情報市場の力関係がアンバランスになってしまって
かつ指揮官不在になってしまっています。
色々な解決策があるのかもしれませんが、
いわゆる「デスク」の意識変革をして、メディアのコンテンツの抜本的な見直しが必要ではないでしょうか。