お彼岸の中日である春分の日


昼と夜の長さが同じになり、
あの世とこの世のつながりが強くなる日


大自然の中で活かされていることに感謝し、
祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ祝日となっています

夫のご両親は、

それぞれの家庭の事情により、

親に育てられなかったお二人です。

親との縁が薄く、

見捨てられたという思いもあり、

恨みさえ感じているご両親でしたので、

ご先祖さまに思いを寄せることなど全くなく、

お墓参りの存在さえ知らずに過ごしてこられてきました。


ですので、当然、息子である夫も、

そういうことには全く無頓着で、

何も考えてこずにこれまで過ごしていました。

一方、私は、

子供の頃より、お墓参りに連れられ、

機会ある毎にご先祖さまの大切さを教えられてきています。


私が今存在するのは

ご先祖さまあってのもの、

ご先祖さまの誰一人として欠けることがあれば、

今の私はなかったことを思い

お彼岸や毎月のお墓参りなど

できる限りは行なってきています。

そんな私が縁あり夫と結婚したことで

夫のご先祖さまにもご挨拶がしたいと新婚の頃に夫のご先祖さまのお墓を探し、

夫のご両親も誘って、お墓参りをしたことがありました。

 

 

しかし、定期的にお参りすることは難しい状況でもあったため、

私は毎朝、神様やご先祖さまに手を合わせる時間を習慣にしていますが、

そのときに、夫のご先祖さまに対しても、

今存在させてもらっていることに感謝の気持ちをお祈りすることにして過ごしています。

ところが、今回、義父が逝去したことで、

お葬式や初七日、月命日、四十九日、お彼岸などを迎えたことで、

亡くなった方に手を合わせ、思いを向けることの様々な機会をお伝えするということができるようになりました。
そういった折には、

夫や義母と共に「般若心経」も唱えるようにしています。

子孫の生成発展のためには、

その大元であるご先祖さまを大切に思うことにより、

守っていただけることや力を貸してくださることもあると教えられてきました。

夫や義母にもそういった機会を持つきっかけとなった義父の逝去。


改めて、お義父さん、有難うございます。