義母は、前回も記したように、

典型的な境界性パーソナリティ障害でした。

 

境界性パーソナリティ障害は、

幼少期の成育環境がよくなかったために、

起こっていることです。

私もそのことを理解して対応してきました。

 

過去形にしたのは、

以前のような発作的な体調の変化や

危険なほのめかし行動はなくなったため、

今では、単なる性格的な問題を感じる程度になったからです。

 

適当な距離で付き合う分には、

問題なく付き合えるのですが、

長年、培われてきた性格的なものは、

なかなか変わることはできないようで、

密に付き合うと、どうしても、

他人のエネルギーを奪ってしまう

エナジーバンパイアだと感じることが多々あります。

 

エナジーバンパイアというのは、以下のような行動です。

・人を見下す

・他人の話を聞かない

・自分の意見を正当化する

・ネガティブ 

・自分をよく見せる

・上から目線

・対人関係のトラブルが多い

・依存的

・自己肯定感が低い

・無責任

 

実は、私自身、子どもの頃、大変ネガティブ心配性でした。

また、人に対しての批判的な思いをもつ子供でした。

批判的といっても、世の中が良くなるための批判でした。

しかし、だからといって、私自身は何もできない。

思春期の頃は、

自分が依存的で自己肯定感が低いこと

を感じて苦しんでいた時期があります。

また、なぜか

親の愛に恵まれない子どもを助けたいという思い

を持っていました。

これらは、きっと、私の前世と関係ある

ことだとどこかで感じていました。

 

ですので、義母との縁は、

私が感じていたものと重なる部分も多く、

私の前世と関係があることを感じていました。

 

もしかしたら、義母の姿は、

私の前世の姿なのかもしれないと思い、

義母との関係から学ぶことで、

私自身がそのカルマ(因縁)を解消させてもらう

ことになるのだと理解しているからこそ、

ここまでやってこれているのだと思います。

 

義母との関係も適度な距離をとることで、

ほぼ問題なく過ごせるようになっていたここ数年でした。

 

しかし、今年になって、

義父が要介護5となり、

全面的介護が必要になったことで、

いったん距離をうまくとることで、

落ち着いたかにみえた義母との関わりも

難しくなってしまっての最近の状況だったのです。

 

 

義母は、無意識に、私に依存しようとしてしまい、

さらに、支配下に置こうとしてしまうようなのです。

 

私はこれまで十分義母に対して、関わってきており、

私なりの課題をこなしてきたと思っていました。

 

しかし、夫は、自分自身の親との関わりを私に任せることで、

ほとんど目を背けていたところがあります。

 

定年まで数年となった今

そろそろ夫自身が向き合う時期なのではないかと感じていた矢先の出来事(私の足の骨折)でもあったのです。

 

幸い、夫との関係は、結婚当初の以前とは違って、大変良好な状態です。

 

義母の私に対する態度は、

夫も気にしてくれていたところでした。

 

それが、今回、私の骨折によって、

義父は毎日デイケアに行くことになり、

朝と夜の介護(下の世話)は夫がしてくれることになったのです。

 

本当に自然な流れでした。

 

これは、ある意味、私にとっては、

神様からのプレゼントだと思える環境の変化となったのです。

 

そうはいっても、

いろんな手続きをしたり、

義両親の家事は私が担うことになりますが、

 

これからは、夫婦二人で、分担しながら、

要介護の義両親を看ていけるようになったことが

とても有難いことだと感じています。

 

夫は、義母に対して、

義母に負けないくらいの強い口調で、

義母を制することができます。

義母の暴言や言動を止められるのは夫しかいないくらいです。

そのためか、今では、義母の暴言もあまり聞かれなくなりました。

 

また、義父は、10月の体調不良から、

座位を保つこともできずに、

自分で食事をとることができなくなっていましたが、

11月になる頃には、少し座位を保てるようになっていました。

 

11月から夫が介護に関わるようになりましたが、

今では、座位を保ち、

食事を自分でとることもできるようになったのです。

 

夫が自分の両親と関わることになったことで、

家族の状態は、良くなっていることが感じられます。

 

義父は、これまで何度も、

もう最後かと思う出来事がありましたが、

義父がいることで、家族がまとまろうとしている、

そういう役割もあって、

生きてくれているのかなぁと有難く思っています。

 

人生、いろんなことが起こったりしますが、

これからも、起こってくることを前向きにとらえるようにして、

人生をより良く歩んでいきたいです。