関西在住、夫、息子、娘
50代サレ妻から会話術カウンセラー
森田めぐみです。
単身赴任中に主人に不倫をされて地獄を味わった私がいろいろな学びを経て、笑顔で暮らせるようになったのは私が変わったからです。あなたが変われば現実が変わります。
【資格】日本メンタル ファンデーション認定コーチ
行くあてもない彷徨続ける私を探しに
来た夫の顔をみたら
不倫された事実は容赦なく、私を責め
ついには包丁をとりだしてしまう
辛い私を置いて、どうしても仕事があると
赴任先に帰る夫への怒り
許せない本音を隠して夫に伝える
やり直そうと言う気持ち
行くあてもなく、涙を流しながら
暗い夜道を歩いていたら電話が鳴りました。
夫からでした。
携帯の着信のパパさんを見た瞬間
裏切られた気持ちが、悲しみが襲ってきて
電話に出ることができませんでした。
帰ってこない私を心配しているのは
わかっていましたが、心配すればいいと
このまま私が死んだらどうするだろう?
罪悪感を持つんだろうかと思っていました。
しばらくしたら、自転車に乗って汗だくの
主人が私を見つけて飛んできました。
何してるん?どこにいくんや?
私には帰る場所がない。どこにも行けない。
もうこのまま死んでしまいたい。
あんな家にも帰りたくない。
僕が出て行くから、ママは帰って
子供たちも心配しているし。ママが出て行く事は無い。どこがどこかに泊まるから。
ふざけないで。自分だけ逃げるつもり。
自分が悪い事したくせに。甘えるな。
このまま車に飛び込んで死んでしまいたい。
本当にごめん。本当に悪かった。
もう謝るしかない。とりあえず家に帰ろう。
ご飯も食べてないんだろう。
私は、どこにも行けない事はわかっていたし、
このままうろうろしても、何も解決はしない。
わかってはいたけれど、自分の気持ちを
どうすることもできなかったんです。
2人で長い時間歩いて、とりあえず家に帰ることにしました。
うすうす、何かを感じている子供たちに
ごめんね。頑張って歩いていたら
〇〇さんに会っておしゃべりしちゃったよ。
そう言い訳をして眠ることにしたのです。
布団に入っても眠れるはずがありません。
なんにもない感じで夫は寝ている。
数日前までは大好きで、信頼していた夫。
今は殺してやりたいと思うぐらい憎しみで
いっぱいでした。
朝方、ずっと眠れなくて、泣いていても胸が張り裂けそうで台所に行き、包丁を持ち出し、自分の手を切ろうとしましたができません。
その様子に気づいた夫が
私を止めようと後から羽交い締めにしたのです。
私は叫びました。
なんで私が1番苦しむことをわかっていて
こんなことをしたの?もう死んでしまいたい。
生きて何かいけない。もう私は一人ぼっちだ。
狂ったように包丁を持ちながら、泣き叫ぶ私を
後から抱きしめて、涙を流しながら、
本当にごめん。本当に悪かった。苦しめてごめん。と謝る。夫がいました。
泣いて泣いて泣いて涙がなくなるぐらい
泣いて包丁を夫に渡し、夫はまた何かしないかと思い見守っている。その横で私は浅い眠りについたのです。
次の日もお休みだったので
子供たちがいるので、私はしんどいからと
ベッドでずっと寝ていました。
ママ、パパが、ママの好きなコーヒーを買ってきてくれたよ。ママの好きなパンも。
一緒に食べようよ。
子供たちの手前食べようとするのですが
体が受け付けないのです。
食べれなくて、飲めなくて。
とりあえず何もしたくない。
とりあえず横になっていたい。
でも横になっていたら、夫の不倫の姿が
浮かんでくる。
地獄でした。そしてさらに夫が
単身不倫先に帰ると言うのです。
どうしても抜けられない。大事な会議があるので帰ると。
信じられません。妻はこんなに傷ついているのに
私を置いて帰る。その事実が許せませんでした。
自分が悪いことをしておいて、こんなに傷ついている私を置いていくなんて本当に薄情だ!
その間に私はもう死んでいるかもしれない!
そんな言葉も投げかけました。
家族のために休日出勤し、単身赴任もして
残業して頑張って養っているのに
妻に幸せじゃないと言われ続けて辛かったと
言っているのを。虚しかったんだと。
お前のせいでもあるんだと。
離婚するのか?
いや私の両親のように離婚なんかしたくない。
離婚するなら今じゃない。
不倫相手にも言ってやりたいし、夫を簡単には
許せない。でも離婚したら負けだし。
絶対に離婚はしない。
そう決意して、私は本心を隠して
夫にLINEをするのです。
怒りと悲しみを隠していいました。
私も、パパに悪いことをした。
幸せじゃないと言って、パパのことを大事にしてこなかった。本当にごめんなさい。
もしパパがやり直したいと言っているなら
私ももう一度やり直したい。
パパのことを許したいと思っている。
夫は、私がそういったことで少し安心した
ようでした。でもそれは、半分本音。
半分は偽りだったのです。
この時にしっかりと自分と向き合うことができなかった。
感情に寄り添ってあげなかった。
早急に答えをらださなくてよかったのに
本音は夫を失いたくなかったんです。
そして、このことがこれからの妄想と暴走に
つながっていったのです。
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読んでくださってありがとうございます。
感謝をこめて
森田めぐみ