みなさん、こんにちは。参議院議員の森まさこです。

 

最近よく「オーガニック」という言葉を

耳にする機会が増えました。

オーガニックとは「有機」と同じ意味であり、

農薬や肥料に頼らず自然の恵みを受けて

栽培されたもののことを指します。

現在食品をはじめ、化粧品などにも展開されています。

そこで今回は、オーガニックに関連させて

『オーガニック給食』について考えていこうと思います。

 

農林水産省は、2022年7月より

「みどりの食料システム法」が施行されたことを受けて、

2050年までに有機農業面積を50倍にする目標を掲げ、

オーガニック給食を出口戦略に挙げています。

上述した通り、オーガニック給食とは、

有機栽培された作物を使用した給食のことです。

学校の給食は、子どもたちが健康で遊び、

学ぶための基礎となるためのものであり、

口にするものだからこそ、より良いものを届けたいという

気持ちは皆強くあると思います。

 

実際に、オーガニックビレッジ宣言をする市町村を募集し、

現在までに55市町村が選定されています。

オーガニックビレッジとは、

有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず

事業者や地域内外の住民を巻き込んだ

地域ぐるみの取組を進める市町村のことです。※1

私の出身である福島県も、

二本松市がオーガニックビレッジに登録されています。

また喜多方市の熱塩加納町は、

オーガニック給食が話題になる30年前から

提供している町として注目を浴びています。

熱塩加納町では、子どもたちに

安全で美味しいものを食べてもらいたいという

地元の大人たちの想いがきっかけで、

特別栽培⽶で完全⽶飯給⾷を実施しているそうです。

 

このように子どもたちの健康を守る取り組みは、

多くの自治体や企業によって多く行われています。

海外ではEUや北米は特に

オーガニック農産物への意識が高いことから、

日本よりもオーガニック食への取り組みが

盛んに進められています

今後も子どもたちの健康をより良いものにするべく、

取り組んで参りたい所存でございます。


 

【参考文献】

※1 農林水産省.「オーガニックビレッジ」

https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/organic_village.html