みなさんこんにちは。参議院議員の森まさこです。
先日から連載している「バタバタ日記」。
私の秘書官との日々の奮闘をまとめています。
【女性秘書官を採用】
総理補佐官に就任して一番最初にやったことは、秘書官選び。秘書官候補に男性の履歴書しかなかったので、『なぜ?』と聞いたら、『秘書官適齢期の女性官僚は皆小さい子供がいて無理』との回答が返ってきました。ということは、子育てが終わった頃は秘書官適齢期を過ぎてしまい、キャリ形成に必要な経験が積めないのでは?男性で小さい子どもがいる者にも同じ扱いをしてるのかな?個人の希望で望まないなら良いけれど、経験してみたいという女性がいたら、私は女性を使ってみたいと思いました。だって『女性活躍補佐官』なんですから。子どもの迎えに早く帰るのもオッケー。子どもが熱が出たら休むのもオッケー。そこは私も頑張るし、周りのスタッフも支えます。だって皆昔は子どもだったんですから、子育ては皆で支えあい。私は昔の恩返しです。うちの子どもたちは多くの皆様のおかげで育ちました。泣きながら二児の子育てと仕事を続けてきた部分もありますが、後輩の女性たちにはそんな思いをさせたくないし。そして何よりも、そんな私の気持ちが何よりもわかるのは、子育て中の女性秘書官!
ということで、無事、二児の子育て中女性官僚が私の秘書官になってくれました。彼女とともに、新しい女性キャリア形成のカタチを作れたらと思います。私本人もまだ子育てから完全卒業じゃ無いし親も介護認定。
そんな私と彼女のバタバタ総理補佐官日記をお楽しみに!
写真奥の素敵な男性は私のわがままを聞いて女性候補を探してくれた官房長です!
【バタバタ日記 第二弾】
先週総理補佐官に就任し「初仕事は秘書官に女性を採用!」と日記を書いたところ、大変な反響。「続きを読みたい!」とのお声をいただき、早速、秘書官サイドからの『バタバタ日記』続編をお届けします!
●2021.11.10(水)「内示は突然に・・」
この日は組閣。子供と夕飯を食べながら、総理補佐官に新たに森補佐官が女性活躍担当として就任されたニュースを見ながら、「以前内閣府で担当大臣とこの間まで法務大臣されていたなぁ」と思っていたが、まさか自分が秘書官になるとは夢にも思っていなかった。
そろそろ子どもと寝ようと思っていた矢先、人事課から電話が。「森補佐官の秘書官になるから、明日本人に面会する」と言われた。えっ!どういうこと?半年前に産休明けの子育て中でしかも時短勤務なのに、冗談だろうときくと「森補佐官からは子育て中でも大丈夫だからと仰ってくれている。」とのこと。突然のことで完全にパニックに陥った私を横目に、「ママは何か大変なことになったようだね、早く寝て元気出して」と息子は冷静。当然、眠れませんでした…。
#2児のママ秘書官と総理補佐官の子育て仕事両立バタバタ日記 第3弾(秘書官サイド)
☆皆さんに『バタバタ日記読んでる。楽しみ。次はいつ?』と言われ。今日も投稿させていただきます!(実は今日2人で失敗もしたのですが、それはまた後日、、、)
●2021.11.11(木)「初のご対面!」
前日から驚きと不安で眠れず、日中もずっと張りつめていた。夕方に補佐官のお時間をいただくことになり、官房長と共に会館にお邪魔した。早めに着いてお待ちしていると、ほどなく補佐官がお部屋に入ってきて、開口一番「ああ、お待ちしていましたよ。」と仰っていただき、それまでの緊張がほぐれていくのを感じた。「私自身、出産間もなく留学したり、金融庁で勤務したり、子育てとの両立の難しさや周りのサポートのありがたさを知っている。あなたも秘書官としてのキャリアにチャレンジしてほしい。私も協力、サポートをする。」と、信じられないようなお言葉もいただいた。
秘書官はボスに朝から夜までついて日程管理、アテンド、各関係方面との調整等々を通じて、ボスをサポートするのが仕事である。ボスにサポートされる秘書官なんて前代未聞である。しかもこれまで内閣府特命担当大臣や法務大臣を歴任された森補佐官は秘書官の仕事がいかなるものかをよくよくご存じであるにも関わらず、その上でのご英断である。ここで初めて補佐官のお覚悟を知り、自分も新しいチャレンジをする覚悟が(ようやく)できた。
夫と子供にも、新しい職場で頑張りたい、補佐官がサポートしてくださるのでこれまでと変わらず子育てと両立もする、とやっと話すことができた。
これからも「愛するふくしまを守り、未来を切り開く!」の決意の下、全力で職責を全うさせていただきますのでよろしくお願いいたします。