みなさんこんにちは。参議院議員の森まさこです。

■ 夫婦別姓の判決について

6月23日、最高裁で夫婦別姓の判決が出ました。早速判決文を入手し読んでいるところです。

ざっと目を通したところですが、
15人の裁判官のうち4人の違憲意見(うち3人は多数意見に反対意見、1人は結論は多数意見に賛成だが夫婦別姓を選択できないことは違憲という意見)、更に3人の補足意見もあります。
多数意見は、合憲であるが立法政策と憲法適合性の審査は次元を異にしこの種の制度のあり方は国会で論ぜられ判断されるべき事柄にほかならないとしています。
補足意見は、選択的夫婦別姓など夫婦の氏に関する法制度は子の氏を含めこれを国民的議論すなわち民主主義的なプロセスに委ねることがふさわしい解決であり国会において真摯な議論を期待すると述べています。


結局、前回の平成27年判決において「国会で論ぜられ判断されるべき」とされた後も、国会ではなかなか議論が深まらなかったことに対して、最高裁から国会へのメッセージがあると思います。

この点についての私の意見は、いわゆる折衷案である結合氏制度です。
通常国会では2回この問題で質問をしました。
国会での冷静な議論を更に深めてまいりたいと思います。
そのためにも、議論の前提となる客観的なデータや調査を進める必要があると感じました。
詳しくは後日ブログにてお知らせいたします。


■ 最新1週間の活動の一部ご報告

◇6月23日(水)
自民党東日本大震災復興加速化本部総会に副本部長として出席しました。


 ①アルプス処理水について、岩手県知事より意見
 ②復興加速化のための第9次提言フォローアップ
 ③第10次提言に向けての構成案につき、意見交換
額賀本部長と亀岡偉民復興副大臣より挨拶
根本匠本部長代理、吉野正芳副本部長も出席しました。

公益資本主義の実務ベースの勉強会を森まさこ事務所にて行いました。


株主第一資本主義からステイクホルダー資本主義への流れは、ダボス会議やBRTの宣言などで世界的潮流になっておりますが、では、各論として法律や制度をどう改革すべきかの議論は薄いように思われます。
この日はオックスフォード大学で長く教授をなさったスズキトモ先生からお話を伺いました。

一問一答形式で少人数で深い議論ができました。
 
◇6月24日(木)
渡辺猛之国交副大臣に、福島県の観光業の風評被害などについて要望に行きました。


風評被害やコロナ禍を乗り越えていけるよう、そして多くの皆様に福島県の温泉、食事やお酒、自然を楽しんでいただけるよう、力を尽くしてくださるとお約束していただけました。

◇6月26日(土)
かわうちワイナリー開所式でテープカット。


遠藤村長はじめ皆様の想いと努力の結晶です。感動しました。

◇6月27日(日)
「子どもはダイバーシティの天才」として0歳から子どもたちの教育を研究してきたハーバード大学教育大学院プロジェクトゼロチームのヴェロニカ・マンシーヤ氏の基調講演から始まったポピンズシンポジウムに参加いたしました。
2017年にハーバード大学教育大学院を訪れ、ベロニカ先生はじめプロジェクトゼロの授業で勉強させていただきました。
ユニセフのchildren for SDGsの子どもを主体にした考え方をこの度のこども庁の概念にも「こどもまんなか」として置いています。


これからも「愛するふくしまを守り、未来を切り開く!」の決意の下、全力で職責を全うさせていただきますのでよろしくお願いいたします。