みなさんこんにちは。参議院議員の森まさこです。


本日は私が法務大臣であった2020年9月に行った西村康稔内閣府特命担当大臣(以下西、敬称略)との対談の内容を一部抜粋してお届けします。

 

 

森「皆さんこんにちは法務大臣の森まさこです。今日はですね西村大臣をお呼びしていろんなお話を伺おうかと思っております。実は西村大臣と言えばですね、総裁選に出られたことがあってあれ何年前ですか?」

西「もう11年前ですね」

森「私は12年生ですから本当に1年生議員だったんですけどあの時に3人出られて、谷垣先生そして河野太郎先生そして西村先生というですねすごい先生方が出られて、一人一人付き添い人がつくんですけど、西村大臣の付き添いに馳浩さん、そして河野大臣には柴山昌彦さん、谷垣さんには私がついて、その6人でワゴン車に乗って、北海道から沖縄まで全国総裁選をやったんですね。その6人全員閣僚を経験させていただきましたけれども、本当に私もあの時に勉強させて頂きそして西村大臣のお人柄に触れた時期だったので、私参議院ですから衆議院の先生をあまり存じ上げない中で、西村大臣ってすごく頭のいい方だなとは思ってたんですけど人柄が良くて屈託なくご家族のことや留学時代のことなんかを伺ったりしていい方だなっていう思い出があります。その尊敬する西村大臣と今同じ内閣で働かせていただいて私も本当にありがたく思っております。その中で西村大臣が最近、骨太経済政策をまとめていただいた中に法務省からいっぱい注文付けて毎日電話してすいませんでした。」

西「いえいえ、やっぱり森まさこ大臣は非常に熱心ですから、とにかくこの法務行政は自分がしっかり守らなきゃいけない、また人権もしっかり守らなきゃいけないという強い意識を持っておられますから、本当にその思いがそのまま骨太方針に入っております。」

森「私が一番力を入れてたのはシングルペアレント、特にシングルマザーの皆様、そのお子様達が心細い思いをしないように、お腹いっぱいご飯食べられるように養育費をしっかり払っていただくような政策でありますとか、法テラスという相談センターがあるんですけどそこも拡充していただくようなことがありますとか色々な事を入れていただきました。そして西村大臣はコロナ対策大臣とも呼ばれておりまして、ずっと毎日テレビに出られて記者会見をされて、すごい体力・精神力だなと改めて見直したんですけども、今日はそのお話を少し伺いたいんですね。やっぱりコロナ対策といえばコロナの感染拡大の防止と同時に
経済もしっかり回復しなきゃいけない、特に事業者の皆様の事業継続、そのために西村大臣はどんな風に国民の声に答えておられたんでしょうか?」

西「今森大臣が言われたようにですね、命を守ることは何より大事ですけれど、同時に経済活動していかないとみんな生きていけないわけですね。この2つをどう両立するかが本当に難しいですけど、<中略>森大臣にも日々本当に色んなお支えを頂きながら一緒に取り組んでるわけですけれども、お一人10万円の特別定額定額給付金ですね、こちらも考えてみれば最初はですね公務員とかは給料減らないし、配らなくてもいいんじゃないかという議論をしてたんですけれども、実際にはそれぞれ市町村の現場で皆さんコロナ対策頑張って必死の思いでやっていただいてますし、それからスーパーの従業員の方とかゴミの集配のお方とかですね、トラックの運転手さんの方とか、給料は減らない仕事でいわゆるエッセンシャルワーカーという方々で、そういった方々で給料は減らないかもしれないけれど、それぞれ感染リスクも抱えながら持ち場持ち場でこのコロナと闘ってこられたわけですので、そういった方々を含めてですね全ての人に対して、今回連帯してこのコロナと闘おうということで給付を決めたわけですけれども、もう既に98%以上の世帯にお配り終えてますので、もう13兆円お配りしてます。また、森大臣が本当に熱心に取り組まれているひとり親世帯の方々にもですね、5万円の特別の給付などもありますので、このコロナ禍で生活の厳しい方々をしっかり守っていかなきゃいけないと思っております。」

森「ありがとうございます。法務省でも養育費不払い解消に向けて取り組んでますが、それはすぐに結果が出るわけでないのでこのコロナの中でやはり養育費の支払い止まっちゃったとか、大変なシングルマザーの方のいろんな声がありました。そこで特別に5万円プラスをしていただいて、本当にありがとうございました。西村大臣は会議などで隣に座るとですね、言うとすぐ動いてくださるので本当に助かってます。今色々な給付金を配っていただきましたけど、初めての取り組みだったので皆さんお一人お一人の手元にお届けするのがすごく苦労があったと思うんですけど、何か苦労した点とかありますでしょうか?」

西「そうですね、全体としてはですね以前に比べれば手続きは早くはなってると思うんです。例えば中小企業の方々への200万円の持続化給付金もですね、予算が成立した4月30日の次の日の5月1日から受付を始めて申請を受け付けてですね、そして早い人には5月の8日から給付が始まってます。これは基本はオンラインで申請をするということで、これは本当に初めての試みじゃないかと思いますけども、早くできました。ただ5月1日に申請が殺到しましたのでそのぶんで多少トラブルがあってですね、結果的に遅くなった方もおられますし、大変ご迷惑をおかけしましたけれども、オンラインで申請を始めたということである意味画期的なことだと思います。」

森「そうですね。これから霞ヶ関の中もオンライン化をどんどん進めていかなきゃいけないという見直しのきっかけにもなったと思うんですが、我が法務省もですね、IT化をやっていまして、予算もいただきまして、司法手続きのIT化というのを進めていきたいと思っております。IT化と言えば、西村大臣の下でチャットbotを使い始めましたね。これはどういうものですか?」

西「4月から始めたんですけれども、あの頃緊急事態宣言でですね私の担当室の電話もなりっぱなしで、とにかく色々な問い合わせが、先ほどの給付金にしてもですね、まだ届かないのかとかどうやって受付したらいいんだとかいう電話がたくさんありました。勿論電話かかってきたら丁寧にたらい回しにしないようにやっていかなきゃいけないんですけれどもこれをいわゆる人工知能を使ってですね、チャットbotというロボットが回答を自動的にやってくれるわけですねこうした取り組み、そこに様々なご意見・ご質問やいろんなものが投げかけられて、これまで4万6000件ぐらいの問い合わせをいただいて、そこで自動的に回答するのもありますし、新たなご意見も頂いて、それらを毎日分析をして世の中の皆さんは今こういうことを考えているのかとか、気軽に送ってもらえるようなシステムを構築しました。森大臣も今度始められるんですよね?」

森「そうなんです。これも会議で隣になった際にチャットbotの話をお聞きしまして、法務省でも早速始めました。法務省のHPにチャットbotが載ってまして、そこにお問い合わせをいただければ、お答えをできます。ちろん電話であっても丁寧にお答えをすることができるのですが、もう一方の人をお待たせしてしまうことになってしまいます。そこでチャットbotを使うと必要な人により迅速な情報が届く、というメリットがあると思います。本当にありがとうございます。」

西「あと1つには、時代はIT化ですから、やっぱりマイナンバーというものの、手続きが早くなるだとか、紙面によるチェックが省略されるだとか、そういったメリットをもうちょっと多くの人に理解していただいてマイナンバーカードを取得していただきたいなと思っております。」

森「西村大臣の今後のますますのご活躍に期待したいと思います。本日はどうもありがとうございました。」

西「こちらこそありがとうございました。」


対談の動画はYoutubeにて公開されています。下記リンクより是非ご覧ください。
https://youtu.be/h0ppmRX0Vyw