10月6日、フィンランド大使館の『メッツァ・パビリオン』開場式典へご招待いただきました。

私、森まさこも日本フィンランド友好議員連盟会長として、乾杯のご挨拶をさせていただきました。


フィンランドとも生中継を行い、日本とフィンランドがより近く、より強固な友好を築くこととなったイベントでした。

このパビリオンは、フィンランド企業がフィンランドの主要産業を紹介しながら、日本の皆様と繋がるクリエイティブな機会を提供するプラットフォームとなる場所です。
東京の中心部にあるこの森とパビリオンが日ファン関係をより密接な関係を築く基点となることでしょう。



日本とフィンランドは長期に渡って温かい関係を築いてきました。両国は文化が似ていて多くの価値観を共有しています。
中でも、フィンランドの『林業』はすでに100年前、日本とのビジネスの先駆けとなりました。日本は紙製品とパルプ製品において最も重要な出荷先でした。(米国に次ぎ2番目の市場)
フィンランド人も日本人も森と木製品の良さを理解している点で通ずるものがあるのでしょう。

この施設メッツァ・パビリオンの『メッツァ』もフィンランド語で『森』を意味する言葉です。
実にフィンランドの国土の78%を森林が占めています。

また、フィンランドはIT・ハイテク産業もさかんであり、本式典でも一流ハイテク企業『ノキア(NOKIA)』の5Gネットワークにより、フィンランドから中継でバーチャル登壇が実現し、ミカ・リンティラ経済大臣および、ニーナ・コポラ Business Finlandディレクタージェネラルをバーチャルでお迎えしました。

 



現在、わが国が進めているデジタル庁についても学ぶべき点が多くあります。フィンランドがエストニアと国家連携して取り組んでいるスマートシティの進化系「オーロラAI」もそのひとつです。(オーロラAIについては、次回以降詳しくご説明いたします)

また、今回の式典ではフィンランド式サウナのレプリカにも入らせていただきました。
フィンランドはサウナ大国として知られ、国内に320万以上ものサウナが存在しています。
(全国のフィンランド人が同時にサウナへ入ることも可能なキャパシティです!)



フィンランドでは、林業・農業に従事する人口は4%に過ぎず、サービス部門・政府機関への従事者が74%、残り22%が工業・建設業へ従事しています。
(出処: Finnish library services, libraries.fi)


教育や医療、女性活躍、少子化対策においても成功しており、福祉大国としても名高いフィンランドの福祉・政治について次号で詳しく取り上げたいと思います。


(写真: 駐日フィンランド大使、ペッカ・オルパナ大使ご夫妻と。)