会社法の改正

 

会社法の一部を改正する法律案等の趣旨説明

 

会社法の一部を改正する法律案等の趣旨説明

 

Youtubeにて会社法の解説動画を発信

 

会社法の改正は、会社(企業)に関するルールを新しい時代にふさわしい形にアップデートする取り組みです。

より透明性が高く、実情にあったルールに基づいて会社が運営されることで、会社経営に対する信頼を高めることが目的の一つになっています。

例えば、役員報酬に関して透明性を強化することや、社外取締役の設置を義務化することにより、会社におけるお金の「不正」や、経営における「不正」が起こりにくくなります。

日本の企業が、世界でもっと活躍するためには、世界中から投資を呼び込むことも重要であり、そのためには会社で「不正」が起こらないようなルールづくりは、欠かせません。

また、株主総会で用いる資料を、インターネット上で事前配布することを認めるなど、デジタル化を前提とした社会の実態に合わせたルールに変えていくことも行いました。

新しいルールのもと、多くの企業が日本で、世界で活躍されることを心から願っています。

 

 

外国弁護士による法律の取扱いに関する特別措置法の改正

 

外国弁護士による法律の取扱いに関する特別措置法の一部を改正する法律案(以下「外弁法」という)等の趣旨説明

 

外弁法の一部を改正する法律案等の趣旨説明

 

衆議院法務委員会にて外弁法の採決

 

外弁法の改正により、国際取引の増加に伴う外国法サービスのニーズの拡大に応えること、国際仲裁の活性化に向けた基盤整備の必要性に応えることを目指しています。

国際的な紛争の解決手段としてグローバルスタンダードとなっている国際仲裁を活性化に向けて、2018年5月には大阪に、今年3月には、東京虎ノ門に日本国際紛争仲裁センターがオープンしました。

今回の外弁法改正により、外国人の弁護士が日本国内で広く国際仲裁事件に携わることが可能となります。

これらを併せて、政府としては、日本における国際仲裁を活性化し、民間企業のグローバルな活躍を後押ししています。

 

 

自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律の改正

 

臨時の法制審議会にてあおり運転の罰則整備について諮問

 

参議院本会議にて全会一致で成立の瞬間、閣僚席から立ちあがり御礼

 

「あおり運転」は,悪質・危険な運転行為であり、厳正な対処を求める国民の皆様の声も高まっていました。

法務省所管の自動車運転死傷処罰法については、私が今年1月に臨時の法制審議会に諮問を行い、今国会で成立させることができました。

法改正により、車の通行を妨害する目的で、走行中の車の前方で停止する行為や、高速道路で走行中の自動車の前方で停止し走行中の自動車を停止させる行為で人を死傷させた場合は、危険運転致死傷罪(懲役刑)に問われることになります。

同じく通常国会にて可決成立した警察庁所管の改正道路交通法と併せて、あおり運転に関する法整備が実現しました。

 

 

まとめ

 

就任から10ヵ月余り、非常に多くの課題に向き合い、一つ一つ真摯に取り組んで参りました。

法務大臣の職務を全うできたのは、一重に応援してくださった皆様のおかげでございます。

本当にありがとうございました。

愛する福島県そして日本のために今後も力を尽くしてまいります。