みなさんこんにちは。法務大臣の森まさこです。
新年明けましておめでとうございます。

令和最初のお正月、みなさまご健勝でお迎えになったこととお慶び申しあげます。

 

森まさこの新年の挨拶動画です。

2020年も正義の実現に向けて精一杯責務を全うしてまいります。

 

 

 


私は昨年末法務省関連の事案が生じたため大晦日からほぼ連日大臣室へ出てきましたが、関係部署の皆様にも頑張っていただきました

今年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。
聖火リレーはわが福島県のJヴィレッジからスタートします。政府としてしっかりと大会の安全確保につとめ、未来を照らす復興の灯りをみなさまと共に見つめたいと思います。
また、今年は50年ぶりにわが国で国連の犯罪防止・刑事司法会議が開催されます。世界100か国以上の法務大臣らが集い、私が議長を務めます。
このように重要な2020年、私は、難題から逃げず正義を実現するという強い意志で法務大臣を務めて参る覚悟です。

就任時の訓示でも申しあげましたとおり、法務行政は国民の皆様の信頼なくしてその使命を果たすことはできません。
そのために、職員の皆様には、困難を抱える方を一人でも減らしたい、正義を実現するんだという強い意思を持っ て、一つひとつの政策課題に誠実に向き合い、みなさまの声にしっかりと耳を傾けながら、積極的な姿勢で職務に取り組んでいただけますようあらためてお願いします。

私は、昨年の臨時国会の途中、急遽法務大臣に就任することになってから今日までの約2カ月間、義家副大臣、宮崎大臣政務官、職員の皆様にお支えいただいて職務にまい進することができ、支えていただいた全ての方に感謝しています。
加えて、与野党の国会議員の皆様との真摯な国会審議の場、更には国内や海外の視察をする中で、新たな時代における法務行政が直面する様々な課題や問題点がより明確に見えてきました。

例えば、保釈のあり方、出入国管理のあり方、養育費の不払いの問題を含む離婚後の家族の在り方、児童虐待防止対策、性犯罪被害者に関する課題、土地所有者不明問題、再犯防止対策、AIやICTなどの新たな技術の活用など、喫緊の対応が必要な重要課題が多数存在しています。

時代や社会の変化に的確に対応する法制度が整備され、適切に運用・執行されることによってこそ、法務行政が、国民の権利や安全・安心を守るものとして、国際社会からも信頼をいただけるのだと思います。

今年は、多岐にわたる課題に対して、これまでの経験を活かし、私なりの思いも込めながら、法務大臣としての重責を果たしていきたいと思っています。
その上では、みなさまの率直な御意見をいただき、国会においてもしっかりと議論をしながら、法務行政を着実に前に進めていきたいと考えています。

常に国民目線に立ち、何かできることはないかという気概をもち、知恵を絞り出す。
そういう意識で、それぞれの政策課題に取り組み、国民に信頼される法務行政を皆様と一緒に作り上げていきたいと思っています。

最後に、わが法務省職員の皆様が、家族ともども、心身ともに健康であってこそ、良い仕事ができると思います。

私は、法務省の男性の育児休暇取得100%達成を目標として公言しています。少子高齢化、人口減少社会の働き方のモデルとして、女性活躍はもちろん、様々な事情を抱える職員がみな生き生きと働ける職場環境の醸成にもつとめていただきたいと思います。
2020年のスタートを切るにあたり、新たな時代に法務行政を通じて国民の幸せをつくっていけるよう、今年も一年どうぞよろしくお願いいたします。