みなさんこんにちは。参議院議員の森まさこです。

12月10日から14日の間、法務大臣就任後初の海外視察としてミャンマーとタイへ行って参りました。

ミャンマーでは、労働大臣、復興大臣、保健・スポーツ副大臣、法務長官、最高裁判所長官と会談しました。

(↑最高裁判所長官との会談の様子)

我が法務省はJICAを通じてミャンマーに弁護士、検察、裁判官出身者を派遣して法整備支援や現地の法律家の研修など積極的な司法外交を行っております。

 

今回「特定技能」制度の送り出しと受け入れ態勢の整備を閣僚レベルで話し合い、前向きな回答をいただけたことは大きな収穫でした。

会談の際には、ミャンマーの伝統衣装である「ロンジー」を着て臨み喜んでいただきました。

また、日本人が起業した100円ショップ、家政婦派遣業の会社訪問や、与党スーチー党首の国民民主連盟(NLD)の女性幹部と会談しました。

(↑家政婦派遣業オフィスにて)


タイでは、労働大臣、教育副大臣、内務副大臣、法務大臣と会談しました。法務大臣とは、法務行政全般に係わる協力覚書(MOC)に調印しました。

日タイ法務省間でより緊密な連携を図ることをお約束しました。また、来春日本が議長国として開催する国連司法会議(京都コングレス)へ参加の約束をいただくことができました。

教育副大臣との会談では、女性活躍に関して意見交換を行い、とても中身の濃い会談となりました。

世界的にも女性が活躍するにはまだまだハードルが高い現実があります。

タイにおいても、農業や災害ボランティア等に占める女性の割合は大きく、多くの女性が大変な仕事に従事しているとお聞きしました。

 

日本は世界ジェンダーギャップ指数で世界153か国中121位、政治分野に限ると144位です。そのような中で、「あなたはよく頑張っている」とお声かけいただき、自分の取り組んできたことは間違っていなかったのだと、確信することができました。

 

女性が活躍できる、自由に自分の人生を選ぶことができる社会をつくる。

そしてそれが少子高齢化をはじめ数々の課題をわが国が乗り越えるための方策であることを発信し続けます。

政務では、タイ石油公社(PTT)のチャンシン社長と会談しました。

PTT傘下のCafe Amazonは「タイのスタバ」といわれるほどタイでは人気のカフェです。

そしてその日本一号店は、福島県川内村にあります。

Cafe Amazonの福島県への誘致をしたコドモエナジー岩本社長は、電気を必要としないエコ非常案内板などで活用される暗闇で光る素材を作っており、工場が福島にあります。

その製品が昨年のタイの洞窟での少年らの遭難事故の救出で役立ちました。
 
今回のミャンマー・タイの海外視察にて、9名の閣僚級と会談したほか多くの方とお会いしました。

今回の成果を踏まえ、今後も法務省として司法外交を積極的にすすめてまいります。

これからも「愛するふくしまを守り、未来を切り開く!」の決意の下、全力で職責を全うさせていただきますのでよろしくお願いいたします。