高次脳機能障害の症状その1  情動・人格障害 | 交通事故弁護士ブログ

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高次脳機能とは、どういうものか、前回説明しましたが、今回は、高次脳機能障害その症状を説明しましょう。



交通事故で問題になる高次脳機能障害の一つに、「情動や人格の障害」というものがあります。

具体的には、

経済観念の欠如―例えば、ほしい物が我慢できない、お金をあるだけ使う。

忍耐力がなくなる・怠け者になるー耐えることができない、すぐに疲れる。一日中、ぼんやりしている。

感情の起伏が激しくなる。些細なことで怒ったり、気持ちが沈んだり、怒ると異常なまでに興奮する等々。

行動に一貫性がなくなる。たとえば、計画性がなく、落ち着きもない。思いつくまま行動する。






これらの症状は、高次脳機能障害特有の障害ではありません。金遣いの荒い人、根気のない人、落ち着きのない人は、世間にはいくらでもいます。世間でよく言う「人間に問題がある」「性格が悪い」という人たちです。



この「性格が悪い人」と脳の障害の症状とは、現実には、なかなか区別がつきません。ここに高次脳機能障害の難しさがあります。





これらの症状は、主に

前頭葉のネットワークに何らかの障害が生じている、

と考えられます。

というのは、前頭葉は人の精神生活にたいへん重要な役割を果たしているからです。






1950年代に、精神病患者に対して「前頭葉を切り取る」という、とんでもない手術が行われたこともありました。

ところが、その後この手術を受けた人は、確かに「おとなしくなった」ものの、なにごとにもやる気がなくなり,外界に対して無関心,無頓着になること,反応性に乏しく,ものごとに注意を集中したり,状況を深く理解したり,推理したり,計画的に物事を行ったりすることが困難になること,感情が浅薄化し,節操がなくなり,時と場所をわきまえない言動が多くなることが明らかになりました

勿論、今では、そんな手術は行われていません。