お忙しい中、ご閲覧ありがとうございます。

朝のセミの鳴き声が増えできました。いよいよ真夏の到来です。
暑さ対策をして日々を過ごしていきましょう。

ということで、一つ暑さ対策を紹介します。

①私は、この時期は必ず汗拭きタオルを持ち歩いています。

体温は、汗をかくこと、気化熱によって冷やされます。
シャツが濡れたままだったり、湿度が高過ぎると気化しにくいため、インナーシャツの下もこまめに拭いて汗を出しやすい環境を作ってあげると、より効率的に体温を調整しやすくなります。
冷やし過ぎの予防にもなります。


②そして、可能な限り、保冷剤も用意して首に当てながら外に出ます。

首を冷やすと気持ちいいのですが、首の同じところを冷やし過ぎると、肩こりや腰痛の原因にもなりますので注意して下さい。




さて、今回もうつ病についての記事です。

後半には脳トレのワークを入れますので、ぜひ実践してみて下さい。


今回の記事を書こうと思っていたところで、衝撃的なニュースが流れたので、

誤解を招きそうで危険だと思ったのでここで一つ解説を加えようと思います。



7/18、俳優の三浦春馬さんが自宅にて自殺をされました。

若くから活躍し、まだ30歳という若さ
現役で大活躍をしている俳優でした。

ごくせんや、君に届け、クローズゼロ、銀魂2など、私が見た作品も多数あります。漫画原作が多いのは、私の趣味です。
ミュージカルや音楽活動もされ、CMにも起用されるなど幅広く活躍し、社会的にも影響力のある方だったように思います。

ご冥福をお祈りします。
この記事では特に原因を探りにいくことはしません。

しかし、これからメディアはこぞってこの衝撃的なニュースを取り上げていきます。

どうして自殺をしたのか?

これから週刊誌であげられていくと思います。

そして、どうして自殺をしたのか?という話題になると、必ず出てくるワード。



うつ病だったんじゃないか?



はい。
これが、誤解です!


安易に自殺とうつ病を結びつけてしまう風潮はよろしくないです。

自殺者の統計データから、うつ病の人が多いと発表したりします。背景を無視した発表です。

うつ病で、気分が目一杯落ち込んで、「死にたいくらいの気分」「世界が滅亡したらいいのに」と感じるのは、症状としてあります。

しかし、それと
「自殺する」は全くの別物です!


前者はネガティブな思考と感じる体験です。

後者は実行です。


少し勉強すると、うつ病は少し治りかかってきた時が自殺するリスクがあって要注意だと知ることがあります。


それも、誤解です!



うつ病と自殺は別物で考える必要があります!

自殺は病気の結果ではありません!
自殺の原因は背景を通さずにはわかりません!
このような誤った情報から、
病気になった=絶望だ
という安易な発想から自殺行為を助長してるんじゃあないか??
と、思います。




病気は、症状を通して本人あるいは周囲の環境にメッセージを発します。



うつ病の場合で考えると
1.「死にたいほど辛い」という症状を世の中に発信します。
2.その結果、周囲は本人に対しての関わり方を変えます。例えば、家事分担が変わったり、大きな業務を外すことや、休養を与えること、そのために本人と多くのコミュニケーションを取ろうとします。
3.そして、本人は不条理であった会社や家庭のシステム、あるいは人に対して病気という武器を持って怒り、戦うことができるのです。
4.そして、一通り戦い終えたら、そこで終わったことを宣言して、日常に戻っていけばいいです。

本来なら、病気で発症して世の中に訴える前からコミュニケーションをとって折り合いをつけていかなければなりません。

それが成長していく社会でしょう。
会社や家族の義務とも言えます。

無視するから病気という武器を取って世の中に発信せざるを得ない人が出てくるのです。

それが「病気と背景」からの視点の一つであり、この視点はどの病気でも非常に重要です。


病気にかかった人が罪悪感を感じる、あるいは批判される世の中は間違っています。

だから私は今後も何度も発信を続けていきます!

簡単にできることをいうと、あいさつしましょう!

いつもより多くの人にあいさつをして過ごして下さい。それを続けてください。

あなたが相手にとって話しやすい人になるかもしれません。

社会を変えるのはこういうところからです。


失礼、少し話しがそれました。

自殺に関係する欲求、感覚について、

①自己存在欲求

②自己破壊欲求


そして、③罪悪感、恥の意識レベルです。

長くなりましたので、③意識レベルに関してはまた次回書こうと思います。


順番に解説していきます。


①自己存在欲求
自分の存在を知られていたいという欲求です。
自分も自分を知っているし、自分も相手を知っているし、相手も自分を知っている。
知らない相手には興味がわくし、知らない相手からも興味を持たれるということは社会生活をしていて自然で、自分は社会の中で生きている。
そして、少なからず自分は社会の役に立っているはず。あるいはこれから役に立つ。
人は大なり小なり社会の中で生きていくために生まれた、スムーズに生きていくための欲求です。
人間が社会的動物といわれる所以です。


わかりやすく可愛らしい例で言うと、
食卓で子どもと話していると下の子が脈絡のない話で割って入ってくる言動
はいはい、聞いてますよーって下の子に構うと今度は上の子が「ちょっと今私が喋ってたのに!」って私の身体は一つなんですけど!?って困るやつ。

子どもは成長とともに待つことを覚えて、このようなことがなくなるのですが、それができるのは同時にこの欲求が満たされている子です。

育児放棄や虐待を受けた子が保護されて、やっと守られる環境に馴染んできた時に、同様の現象を起こします。

しかし、それは続けて暖かく見守っていくと欲求は満たされ、構ってちゃんが落ち着きます。


次にSNSで言うと、
映える写メばかりを載せて、注目を集めようとする人
それだけなら良いとも悪いともないのですが。

その中には、買い物依存症へと移行していく人がいます。
お金で注目を集めることに味をしめてしまった脳は、さらなる刺激を要求してしまい、容易にカードの限度額、いくつものところで借金もしてしまい、ついに返せず自己破産。
その頃には、SNSにはあげない生活を犠牲にして、心も身体もボロボロになってしまいます。

新型コロナウイルス対策による自粛生活で、それがより加速してしまう、ということも懸念されます。
カードや電子マネーの推進により、現金を使う習慣が減り、買い物をする感覚が薄れてしまっているように感じます。
そのため、身の丈に合わない買い物が容易になってしまいました。
現金離れには、このような弊害がありましたね。
義務教育で、お金の授業を入れるべきだと思います。

さて、少し話しがそれてしまいましたが、自己存在欲求についてなんとなく理解していただけたでしょうか?


この欲求をこじらせていくと、自分の存在を社会にアピールするために反社会的行動をとることがあります。

暴走族なんてのは、まさに自己存在欲求を満たすための居場所ですよね。

ケンカしたり、爆音鳴らしたり、縄張り作ったり。

しかし、暴力行為や破壊行為、他者に迷惑をかけてまで満たす欲求があってはいけません。

それでは、せっかく人間が社会の中で生きていくために獲得した自己存在欲求をうまく利用できていません。

そもそも、暴走族の問題はその当時の若者の訴えを聞こうとする大人がいなかったことが問題だったと思います。

若者はエネルギーがあり、夢中になる力も驚くほどあります。
しかし大人ほど感情のコントロールが上手くないし、語彙も少ないし、そもそも発信したことを大人が吟味する機会もない。「今時の若者は」と一緒くたにする。決めつける。押しつける。

人間と同様に、社会も成長・進化していくものです。
成長・進化していく社会を大人以上に若者は感じています。そして、順応します。逆に成長・進化していく社会を受け入れようとする大人は案外多くはないようです。あなたはよくても、あなたの上司はどうですか?あなたの親はどうですか?

じゃあ、若者はどこにどう訴えたらいいんだ?
っていうところが重要です。


で、自殺とどう繋がっているか。
人と繋がりたい欲求、自己存在欲求が生まれるのは自然です。
しかし、それを訴えることができているか?

自殺未遂のリストカットも、自己存在欲求の確認です。

痛みと傷ついた身体を見て、自分の存在を確認する作業です。

②自己破壊欲求
自己破壊欲求とは、文字通り自分を傷つけようとする欲求です。
リストカットなど自傷行為は、自己存在の確認です。
もう一つの意味として、罪悪感を罰によって解消しようとする意味合いもあります。

本人にとって、自傷行為は罪悪感を解消するための薬のような物であり、その時脳内では快感物質を放出されるほどです。

自己破壊欲求には、リセット願望も含まれます。
どうしても自分自身に許せない過去があると、ずっとくすぶり続けて、機会があるごとにそれが火を上げるかのように許せない感情や感覚が一瞬で現れてしまいます。
PTSDのフラッシュバックのように、今その感覚や感情に襲われてしまいます。
それから避けるために、自己破壊的、破滅的とも言える言動をチラつかせます。

普段は仕事もプライベートも真面目に見えるのに、ふとしたことがきっかけで危ういなぁと感じる人には出会ったことはありませんか?


普段は真面目なのに
・急に止められないほど暴飲をする時があり周りを驚かせる
・超激辛料理が好きで、人にも勧めようとする
・急にしばらく連絡が取れなくなることがある
・自虐的で破滅的な言動をチラつかせて返答に困らせる


このような人達は、一見普通に見えますが、頭の中には爆弾のような記憶があり、時折フラッシュバックに悩まされています。

その解消には、一度外に出して気の許せる人にとことん話して行く必要があります。
そして、それは終わったことだと脳に学習させるために、学んだことを言語化する必要があります。





では、今回も最後に脳トレのワークを一つ。

今回はNLP心理学より。
物事の選択基準のタイプ、オプション型とプロセス型です。
簡単にいうと、目的地までどう行くか?
オプション型は、たどり着ければどこを通ってもいい。
プロセス型は、正解は一つしかないからこの道を通るしかないと考えるタイプ。
というタイプで、オプション型は上手くいかなくても次の手を考えて進むのに対し、プロセス型は上手くいかなかった場合に酷く傷心しますが道中にこだわるあまりに軌道修正が困難です。


どちらが上手く行くまで継続できるタイプかというと、オプション型です。

じゃあ、言葉の使い方をオプション型にしようではないかということでここからやっとワークです。

例題
「リプトンのミルクティーを買いにコンビニに行ったが、売り切れていた。この後どうしますか?」
A.どうしてもミルクティーが欲しいので、別のコンビニに探しにいく
B.じゃあこの機会に別の商品試してみよう。新しい発見がありそうだな。

この場合は、Aがプロセス型、Bがオプション型です。

問題1
「旅行の行き、道中に道の駅を発見した。トイレはさっき行ったから大丈夫なのだが」
A.別に用はないから、早く先に進もう
B.寄り道も旅の醍醐味。どんな出会いがあるだろうか、寄ってみよう


問題2
「練りに練った企画が、社会の都合で頓挫してしまった。自分の中にはアイデアはもうない。新たな企画をどう捻出しようか」
A.たくさん資料を集めて、一から出発だ
B.オンラインなんかは若者の方が得意かもしれない。違う業種にヒントがあるかもな。こんな時期だから、何でもヒントになりそうだ





ということで今日はここまでです。
また次回、続きを書きたいと思います。