数年前の出来事。神保町のレトロな喫茶店。70過ぎても現役のママがサービスで出してくれた懐かしいミルクセーキ。うれしくて一口飲んでみると…明らかに卵が腐った危険な味わい。こんなとき、「味がおかしいって言える人」と「何もいわず残す人」「何も言えない上に残すこともできない人」などに分かれるのではないでしょうか。僕の場合、呼吸を止めて一気に飲み干しました。だって、ずっとママがやさしそうな微笑みを浮かべながら差し向かいで見守っていたから…。善く生きるって難しいですね。

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