最近よく眠れてない。

原因はもちろん離婚問題である。


本当は結果がもうどうあがいても変わらないのであれば、どうしても相手が出国する前に全て終わらせたかった。


しかし、相手や相手の親のせいでそれは叶わなかった。


相手はシンガポールでバリバリ働いているので、仕事をしたり新しい環境で気がまぎれるだろう。


わたしは、どうだ。


時間がずっと、止まっている。

ようやく自分に合う会社を見つけられた!と喜んでいた仕事も、ついていくつもりだったので、辞めてしまった。


ちょうど年度が変わったタイミングで認可保育園は満杯。


離婚もしてないし実家の祖父母と同居していて、かつ無職なので加点も望めない。


別れてもいないので婚活もできない。

(まだそんな気力もないけど)


ようやく決まった第一回めの調停は、書類を出した1ヶ月後くらいだった。


そんなにかかるんなら成立するのはいつよ。


しかも最終調停の場には本人がいないといけないらしい。


彼がたしか渡航してしばらくは帰国できないし、帰国する場合は会社に申請したりと色々面倒だと言っていた。


シンガポールを出れる回数も年数回までと制限されている。


払うといった婚姻費用や養育費も支払われてない。


毎日同じことの繰り返し。


母親からは娘のためにも支援センターに行けと言われる。


正直、行きたくない。


元々ママ友が苦手だ。
というよりイジメられてたこともあり、女子が昔から苦手だった。


特に群れてるイメージが強いママ友は苦手で、保育園に入ったとしても共働きのワーママと仲良くさせてもらうんだろうと思ってた。


支援センターにいるのは確実に専業主婦。

夫から家庭にいて家事育児に専念していいよと言われてる人たち。


(私は0歳から働けと言われた身)


離婚が成立してたらまだしも、調停中の身でそういう幸せそうな人に会うほど、心が強くない。



そもそも何を話せばいいのよ。


1歳6ヶ月健診に行ってきたとき、神奈川は集団健診だった。

東京は個別で病院予約するやつ。


母親の心身の状態を書く欄があり、「非常に疲れている」に丸をした。


保健師さんに、「お母さん大変ですよね。今何がつらいですか?」と聞かれたので
馬鹿正直に「今実は離婚調停中で…」と行った瞬間、にこやかだった保健師さんの顔がこわばった。


それ以上腫れ物扱いで何も聞かれなかった。


どんなに疲れていても、1時に寝ようが4時か5時には目が覚めてしまう。


日中は子供と遊ぶけど何もやる気がしない。


隕石が降ってきて、自殺じゃないけどたまたま運が悪くて死んじゃえばいいのにとさえ思うときがある。


時間はいつになったら動き出すの。



突発性難聴で病院にかかった際、医者から身体を動かしたほうがいいと言われたので、朝や夕方飼い犬の散歩に積極的についてくようになった。


それでもやっぱり治らない。


そら原因が解決しない限り無理だよね。



で、夜中の3時。

金縛りで目が覚めた。



身体が全く動かない。

呼吸も絶え絶えでうまくできない。

目はあくけど特に見えない。


しかし、はっきり手を握られている感覚があった。


冷たくなく、布ではない明らかに人の感触。


最初は娘かと思った。


でも娘の手はもっと小さいし柔らかい。

何より隣の布団で寝ている。



初めての経験で恐怖に怯えながらとりあえず必死で声を出そうとした。



ヒィィィ…



声が本当に出ない。


過呼吸みたいな呼吸になりながら必死で声を出そうとする。


涙がどんどん溢れてくる。



そして遂に、どうにか言葉が出た。




出た言葉に自分でも驚いた。
 



それは、旦那の名前だった。



「◯◯くん……」



「寂しいよ…」



その瞬間手の感触は消え、呼吸もできるようになった。


身体が解放された。


しかし私は自分から咄嗟に出た言葉に愕然とした。



あんなに憎んでるはずなのに。
もう愛情なんて一切ないのに。


その夜はひたすら泣いて寝るのが怖くなって結局朝まで起きていた。