蕎麦屋巡り〜
やっぱり「砂場」は最高に美味しい!
特に天丼の海老天は、衣で誤魔化すことなく、しっかりとした歯応えと旨味がある本物の海老
めちゃくちゃ美味しい!
いつも、天丼セットを食べる。
また別の日に、別のお蕎麦屋さん。
お蕎麦は美味しい
けれども、天丼はちょっと残念。
衣で誤魔化されているのが好きではない。
食感も悪いし胃がもたれてしまう。
最後は、衣を剥がして完食!
今週末は天気がよい。
お散歩にぴったりである。
梅とか大寒桜が綺麗に咲いている。
散歩がてら、買い物へ。
店内で高齢女性に話しかけられる。
私はよく高齢の方に話しかけられる。
困っている様子だったので応対した。
時間があったので、商品のある場所まで案内し、女性が求めている商品がどれなのかも、丁寧に教えた。
その後、再び買い物をしていると、先程の女性が私を探して戻ってきた。
御礼を言われ「2、3分ちょっといいですか?」と聞かれたので、承諾した。
女性は私にこんな話をした。
「私は今85歳だけれど、65歳のとき、病院で出会ったある人にこんなことを言われたので、あなたにも伝えたい。
人には、金・体力・暇がすべて同時に帳尻が合うときがくる。それは65歳くらいのときに来ると思う。そのタイミングに気づくことが大事。あなたいくつ?これからそういう時がやってくるはずだから、気づいてね」と。
その後も、色んなお話を聞かせてくれた。
2、3分はとうに過ぎ、10分以上は話していたと思う。
お話が興味深く面白かったので、もうちょっと話を聞きたいと思った。
店内で立ち話をしている状況だが、その女性を立ちっぱなしにしては疲れるだろうと思ったので、私が「外のベンチで座って話しませんか」と切り出した。
急いでペットボトルのお茶もカゴに入れ、お会計を済ませた。女性の分と自分のお茶である。
店の外に出ると、女性は
「外のベンチは寒いから、喫茶店に入ろう」
と言う。
「コーヒーをご馳走しますから」と。
お茶を買ったことが頭をよぎると同時に、女性にお金を使わせることに躊躇したが、女性は御礼だというので、お言葉に甘えることにした
結局2時間ほど、お話を聞いた。
戦争の話や人生の話などである。
その女性は人に恵まれた人生である。
色んなお話を聞いて、この方は何かに護られているな、と感じた。
そういう人がいるんだなぁ〜と感心した。
私とは全く違う。
私は親からも他人からも虐められてばかりの人生であり、人が怖いし、苦労の連続であるが、この女性のように何かに護られる人生もあるのだ。
それを知ることができたことは貴重である。
その女性は人との巡り合わせが大変良く、
素敵な経験を沢山している。
例えば、
①たまたま親切にしたお相手が、4代目坂東薪車の母親であり、歌舞伎座の千秋楽に招待してもらい、花道の上にある桟敷席のチケットを頂いて、お弁当やら何やらもあり、帰りには楽屋にも行かれた。
②オリエンタルランドの役職のある偉いさんと親交があり、新しいエリアや乗り物が出来るたびに招待され、ディズニーホテルや親族でもなかなか入れないようなゲストルームに招待された。
③子供の頃、昭和天皇を間近で拝見した。
(皮膚の質感がわかるほどの近距離で)
④美智子様も近くで拝見したことがある。
⑤教習所に通っているとき、お忍びで通っていた若かりし頃の草刈正雄に会った(見た)。
⑥長年、国家公務員をしてきた姉が退職する際に、莫大な退職金が出た。その退職金で、姉とともに日本全国、そして世界20ヵ国以上を観光した。
⑦宝くじに2度、当選した。
などである。
他にも色々と伺ったが、忘れてしまった。
もう引越しをするというこのタイミングで、この女性に出会ったことは、何か意味やご縁があるのかもしれない。
私の引越し先は、その方が生まれ育った地域であることを知った。驚いた。
今住んでいる場所には5年前に来たという。
私は3年前に来た。ちょっと近い。
なにか不思議なご縁を感じる。
一応、電話番号を交換したので、
また会えるかもしれない。
なんだろう…とても不思議な出会いである。