10月9日 「明治の札幌黄 昭和の紅丸」のチラシを試作した。小さな段ボール箱に、米国から北海道に明治期に導入された在来種の玉葱「札幌黄」と、昭和初期に誕生した多収ででんぷん質に富む紅丸を計5キロほど詰め、お世話になった知人や親類に贈る際の説明文だ。お金をかけられないから、筆ペン、手の平サイズの絵の具セットを使い、パソコンで画像を処理し印刷してみた。もっと格好良くしたかったが、現状はこの程度だ。

 今年は昨年のような猛暑ではなかったこと、1反の畑での作業が2年目を迎えて少しはコツがわかったことで、札幌黄は昨年より球が大きく、紅丸は小ぶりながら病気の発生はほとんどなかった。種又は種いもから、札幌の山あいの風土に適応しながら、無農薬、肥料は海産系のたい肥だけで、雑草とともに育った作物である。今年の収量は札幌黄60キロほど、紅丸100数十キロに過ぎないが、知人だけでなく、共感を持ってくれる人にも届けられるよう努力したい。