8月6日 昼過ぎ、玉葱札幌黄の畝間の草刈りをしていたら、ジー、という鳴き声がすぐ近くで始まった。聞こえるのは、畑に接したくさむらだ。バッタかなと思ってそっと近づくが、音だけが聞こえる。待つこと数分、音のする方向でわずかに草が揺れ、地上1メートル足らずの草の葉に茶色い生き物が姿を現した。エゾゼミのようだ。鳴きながら、せわしく草を上へ上へと上っていく。子供のころから、セミは木にしがみついて鳴くものだと思っていたが、意外な発見だった。