8月21日 色づいた稲穂を垂らした在来種赤毛の様子を確認しようと、庭のミニ水田をのぞいたら、ない。赤く色づいたのぎ、黄色いもみを付けた穂があんなにきれいだったのに、消えていた。約30株のうち、穂が残っていた1株以外は、すべて穂のはえぎわからちぎれていた。近くにはえる雑草も隣の列で出穂した愛国もそのままで、1本ずつ選んだかのように赤毛の穂がきれいになくなっていた。人が取るわけはないし、獣などの足跡もない。カラスか、スズメか。

 2日前に水田に少な目に入れた水が、好天でほぼなくなってしまっていた。カラスなら、田んぼの上を容易に歩けるし、穂のはえぎわにくちばしが届くはずだ。食べるためか、興味本位か、くちばしで穂をちぎった可能性がある。以前、カラス3羽がじっと水田を見てたたずんでいたこともある。そして、昨年は、ポットで芽を出したばかりのトウモロコシが土から掘り出され、小さなオブジェのように並んでいたこともある。証拠はないが、カラスだろうと思う。想定外のことはたびたび起きる。