葡萄酒色の夢葡萄酒色の夢 ワイングラスにそそいでみる その赤い色とスッパイ味は 青春の情熱のものだ 物憂くワイングラスを傾けて さあ唇を真っ赤に染めてみよう 明るい薫風のガラス窓の下で 瞼にのこる情景に酔ってみよう ワイングラスは空になり 僕の胸は赤く染まってしまう 地球は廻っているというのに どうして太陽は真っ赤に沈むのだろう 一人ぼっちの夕暮れの景色の中で ああ僕は葡萄酒色の夢を見る