おせち料理 | 閑話休題

 おせち料理

 いよいよ押し迫って参りました。年賀状も発送を終え、家の掃除も助っ人に頼んで終了。後は飾りつけとおせち料理だけ。

 明治以降、正月にはお餅は不可欠でしたが、料理は黒豆・ごまめ・紅白の酢の物・数の子・蒲鉾・卵子焼‣鮭・鰤がご馳走でした。今のように海老・伊勢エビやイクラ・ホタテなどは冷凍技術が発達したのは、ここ10年前からのことでしょう。 

 

 我が家でも御せちは家で作っていましたが、何日も結構手間が掛かる上、余り物が多く出て不経済でした。そこに登場したのがおせち料理の広告です。見た目にも豪華で、食材も豊富、値段も家で揃えて作るより安く、何よりも家婦仕事が減る。

 早いのは9月終り頃より新聞にカラー写真で広告が出る。百貨店あり、通販あり、料亭あり、豪華なものです。つい誘われて数回購入しました。大量に作るには、数か月前から作り置きして冷凍する必要があります。それだけに、見た目には豪華でも、味に深みー旨味が少ないように思います。

 西洋ではクリスマス料理の大半は主婦が造っています。日本の主婦は、見た目に惑わされ、見栄を張って、高い値段のものを選んでいるようです。

 そこで老夫婦の私らが選んだのは、通販・新聞広告の冷凍仕上げは避けて、近くの仕出し屋さんのおせちを買うことにしました。仕込みも遅く、数も少量で、手作り感があって美味しいです。最近近郊に沢山出来ています。

12月31日に自宅に店の人が届けてくれます。