わたくし森川和義が古代に思いを馳せて、思いつくままに綴るブログです。
【メソポタミア文明と天文学の起源】
メソポタミア文明は、世界最古の文明の一つとして知られ、その中で発展した天文学は現代の科学の基盤となる重要な役割を果たしました。シュメール人やバビロニア人は、夜空を観察し、星や惑星の動きを記録することに長けていました。彼らは星座を識別し、月の満ち欠けに基づいて暦を作成しました。この暦は、農業や宗教儀式の計画に不可欠であり、社会全体の秩序を保つためのものでした。
特にバビロニアの天文学者たちは、土星や木星などの惑星の動きを予測する技術を発展させ、その知識は後のギリシャやイスラムの学者に受け継がれました。また、彼らは12の星座を定め、それが今日の占星術の基盤となっています。
メソポタミア文明の天文学は、単なる星空の観察にとどまらず、当時の人々の生活、宗教、そして世界観に深く根ざしており、現在の科学と文化に多大な影響を与え続けています。
ご興味のある方はまた次回をお楽しみに。